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頭皮のかゆみの原因!そのほとんどはシャンプーだった

更新日:2023.06.05
公開日:2014.12.08
ドクター画像
この記事の監修者
メンズスキンケア大学編集部

毎日髪を洗っているのに、頭皮のかゆみが治まらないという場合は、シャンプーに含まれる「界面活性剤」が影響しているのかもしれません。そこで今回は、界面活性剤の解説と低刺激なシャンプーの選び方を、ドクターの監修のもと詳しくご紹介します。

フケ

界面活性剤が頭皮のかゆみの原因?

毎日念入りにシャンプーをしているのに、頭皮のかゆみが治まらない、というときは、使っているシャンプーに原因があるのかもしれません。

シャンプーの主成分は、水と界面活性剤。界面活性剤というと、「体や環境に悪いもの」というイメージを持ちがちですが、水にも油にも良くなじむ性質があり、油汚れを包み込んで、水で洗い流すためには、必要不可欠な成分です。

このため、どんなシャンプーにも必ず、界面活性剤は含まれています。違うのは界面活性剤の種類。実は、界面活性剤にはさまざまなものがあり、シャンプーも、その種類によって3つのタイプに分けることができるのです。

界面活性剤によるシャンプーの種類

【高級アルコール系シャンプー】
動植物油脂などから作られる界面活性剤を使ったシャンプーで、泡立ちが良く、洗浄力が強いのが特徴です。大量生産しやすいので、一般に販売されているシャンプーのほとんどは、このタイプのものです。

【アミノ酸系シャンプー】
アミノ酸から作られる界面活性剤を使っており、頭皮への刺激が低いのが魅力ですが、洗浄力も弱めです。

※詳しくは『アミノ酸シャンプーとは』をご覧下さい。

【せっけん系シャンプー】
脂肪酸ナトリウムや脂肪酸カリウムなどの界面活性剤を使っており、洗浄力が非常に強いのに、肌への刺激は弱いという性質があります。ただし、アルカリ性が強く、洗い上がった髪がゴワゴワになるので、髪や頭皮を中性・弱酸性に戻すために、酸性リンスを使う必要があります。

洗ってもかゆいならアミノ酸系シャンプーを

私たちが普段よく目にするシャンプーは、「高級アルコール系」のもの。しっかり髪や頭皮の汚れが落とせ、使いやすく、値段が手頃という魅力がありますが、人によっては、洗浄力が強すぎて、頭皮に必要な皮脂まで洗い流している可能性があります。

シャンプーをしているのに、頭がかゆいという人は、低刺激な「アミノ酸系シャンプー」に変えてみると良いかもしれません。汚れを落とす力がマイルドなので、2~3度洗いしてもよいでしょう。

ただし、「アミノ酸系シャンプー」とうたっていても、実際には、アミノ酸系の洗浄成分がわずかしか配合されていないものもあります。成分表示は、薬事法によって、配合量の多い順に記載することになっています。一番はじめは「水」になっているので、その次に何と記載されているかをよく確認しましょう。

2番目の名前が「ココイル○○」や「ラウロイル○○」となっているものがアミノ酸系シャンプー、「ラウリル硫酸○○」「ラウレス硫酸○○」となっているものは、高級アルコール系シャンプーです。

高級アルコール系シャンプーの中でも、「ラウレス硫酸○○」のほうが、どちらかというとソフトで肌に優しい処方です。

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