美容・健康の悩みを少しでも解消し、前向きな毎日を提供する

更新日以降、情報の更新が停止しております。
内容が最新ではない可能性がございますので予めご了承ください。

加齢臭の原因となる、活性酸素とは

更新日:2016.12.09
公開日:2014.12.26
ドクター画像
この記事の監修者
メンズスキンケア大学参画ドクター

生活習慣病の引き金になる物質として有名な活性酸素ですが、実は加齢臭の原因にもなるということをご存知でしょうか?活性酸素と加齢臭の繋がりについて、ドクター監修の記事で詳しく解説します。

加齢臭の原因のひとつとなる活性酸素

生活習慣病をはじめとするさまざまな病の引き金になるとされている活性酸素は、実は加齢臭の原因にもなるといわれています。では、そもそも活性酸素とはどんなもので、体にどのような影響を与えるのでしょうか?

活性酸素とは?

活性酸素は、文字通り活発な酸素のことで、通常の酸素に比べて酸化させる働きが非常に強い酸素のことを指します。老化の原因や生活習慣病の原因になるものとして悪役のイメージが定着していますが、本来は、体内に侵入したウイルスなどから体を守る役割を持っており、人体にとっては欠かせないものなのです。

しかし、増加し過ぎると体への影響はたちまち逆転。健康を害す悪役となってしまいます。近年、活性酸素による影響が各方面で問題視されているのは、ストレスや喫煙、アルコール、紫外線、電磁波など、生活の中に活性酸素が増加する要因が増えていることが原因と考えられます。

活性酸素が加齢臭の原因とされる理由

過剰な活性酸素は人体にさまざまな影響を与えますが、体にはそれを除去する機能(ホルモンの分泌による活性酸素除去機能)もきちんと備わっています。しかし、その機能は40歳頃を境に衰え始め、結果、年と共に体内の活性酸素量は増加していきます。活性酸素が増加すると、体内の脂質が酸化し、過酸化脂質が増えます。

そうすると、体内化合物である9-ヘキサデセン酸が急激に酸化します。9-ヘキサデセン酸が酸化すると、加齢臭の原因物質であるノネナールの生成が進み、体から加齢臭が発生してしまいます。これが、活性酸素の増加によって加齢臭が引き起こされるメカニズムです。

活性酸素の増加を防ぐためには?

加齢と共に増加する活性酸素を少しでも体内から除去するためには、どうしたらよいのでしょうか。

まず、活性酸素が大量に発生するのはストレスを感じた時です。ストレスを感じないように生活するのはなかなか難しいことですが、ストレスを溜めないように意識することで軽減することは可能です。適度な運動や入浴、ストレスを発散できる趣味の取り入れや、リラックスできる時間を持つなど、ストレスを溜めこまないよう工夫しましょう。

また、喫煙も活性酸素を発生させる原因のひとつです。節煙を心がけ、できれば禁煙することをおすすめします。この他、紫外線や飲酒、激しいスポーツなどでも活性酸素の量は増加するといわれています。健康のためにも、活性酸素を増加させないよう意識した生活を送るようにしましょう。

オススメ記事

スキンケア基礎講座