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育毛サプリメントに含まれる成分(3)タウリン

更新日:2016.12.09
公開日:2014.11.04
ドクター画像
この記事の監修者
アイランドタワークリニック新宿院 院長 坂本有孝

栄養ドリンクなどに含まれるタウリン。実はこのタウリンには毛髪の成長に関わるIGF-1を増加させる作用があることがわかってきました。ここでは、ドクター監修のもと、タウリンの育毛効果について詳しくご紹介しいていきます。

タウリンとは?

栄養ドリンクなどの有効成分として有名なタウリン。サプリメントにも多く取り入れられています。

タウリンは含硫(がんりゅう)アミノ酸の一種で、主に魚介類に多く含まれています。人体の中にも多く存在しており、心筋や筋肉、目の網膜、脾臓、脳、肺、骨髄などに存在し、体内の全タウリン量の50~80%は筋肉に存在するといわれています。

タウリンは、厚生労働省が定める「専ら医薬品として使用される成分本質(原材料)」に区分されている成分で、人体にはなくてはならないものです。

タウリンの健康効果には、肝機能の向上、コレステロール値を下げる効果、動脈硬化の予防、高血圧予防などがあります。

発毛因子IGF-1を増加させるタウリン

IGF-1とは(insulin-like growth factor-1;インシュリン様成長因子-1)のこと。成長ホルモンが毛根に作用すると、毛髪のもととなる毛母細胞を養う毛乳頭細胞でIGF-1がつくられ、毛母細胞にはIGF-1を受け取る受容体がつくられます。毛乳頭細胞で大量につくられたIGF-1が受容体に作用すると、髪の毛の成長期が延長し、結果、髪の毛が抜ける休止期が短くなり、ヘアサイクルの乱れによる抜け毛の増加を防ぐ働きがあるとされているのです。タウリンには知覚神経を刺激する作用があり、その作用がIGF-1を増加させる働きを持つといわれています。

また、タウリンには痛んだ毛髪を修復する働きも期待できるので、適度に摂取することは育毛に効果的といえるでしょう。

タウリンの副作用

アミノ酸の一種であるタウリンは、過剰に摂取しても余分な分は体外に排出されます。そのため、副作用が出る可能性は低いといわれています。しかし、成人が1日3回の食後に1回1gずつ摂取した際に、吐き気や下痢などの副作用がわずかに現れたという報告もあります。また、タウリンには胃酸を過剰に分泌させる働きがあるので、場合によっては潰瘍になるリスクが高まるとも。

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