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敏感肌にやさしい日焼け止めを教えてください

更新日:2017.06.07
公開日:2014.03.27
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この記事の監修者
東京警察病院 医師 澤田彰史

敏感肌の人にも紫外線対策は欠かせませんが、日焼け止めの中には、肌への負担が強いもの多く、かえって肌のトラブルを招くこともあります。そこで今回は、敏感肌の人にやさしい日焼け止めの選び方をご紹介していきます。

日焼け止め

紫外線は敏感肌の原因の1つ

 些細な刺激にも反応し、さまざまな肌トラブルを起こす「敏感肌」。敏感肌になってしまう原因は、色々ありますが、紫外線によって肌が乾燥し、肌を守るバリア機能が低下してしまっていることも、その一つだと考えられています。

ですから敏感肌の人にも紫外線対策は欠かせません。でも、日焼け止めには、肌への刺激が強いものも多いので、敏感肌の人が使うと、かえって肌のトラブルを招いてしまうこともあります。

敏感肌の人は「紫外線散乱剤」を使った日焼け止めを

日焼け止めに使われている成分には、「紫外線吸収剤」と「紫外線散乱剤」があります。

紫外線吸収剤とは、肌の上で紫外線を吸収し、熱などのエネルギーに換えて放出する成分のこと。ジェルタイプやスプレータイプ、ローションタイプの日焼け止めは、こちらの成分を主成分としているものがほとんどです。

濃度を濃くすることで高いSPF値を実現することができるので、高い紫外線予防効果が期待できますが、肌への刺激が強い場合があり、かぶれることがまれにあると言われています。

一方、紫外線散乱剤とは、肌の上に膜をはって、紫外線を反射させて跳ね返す成分のこと。化学変化ではなく、物理的に紫外線を跳ね返すので、肌への負担が少ないのが魅力です。「ノンケミカル」「紫外線吸収剤フリー」と表示されている製品が、これに該当します。ただし、紫外線散乱剤には、金属や細かい粘土質の粉が使われているので、人によっては、白浮きしやすく感じる場合があります。

本格的に使う前に試し塗りをしよう

敏感肌の人が日焼け止めを使うなら、紫外線散乱剤のみを成分としたもので、さらに無香料、無着色、アルコールフリーなどの低刺激のものがオススメです。ただし、いくら刺激が弱いと言っても、肌質は人によって違うものです。

紫外線散乱剤を使った日焼け止めで肌が乾燥する場合もありますから、本格的に使いはじめる前に、まずは目立たない部分の肌につけて、つけ心地や肌に合うかどうかを自分で確認するようにしましょう。

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