健やかな髪を生み出すのは毛根と頭皮

「髪の毛」というと、頭皮の表面から外に出ている部分（毛幹）のことだけをイメージしがちですが、実は髪には頭皮の内側に深く潜り込んでいる部分もあり、これを「毛根」と言います。毛根は、血液によって運ばれてきた栄養を受け取って、新しい毛髪を生み出す働きをしており、例え髪が抜けても、毛根がしっかり働けば、再び健康な髪が生えてきます。

そして、この大切な毛根の土台となっているのが「頭皮」で、頭皮がダメージを受けると、毛根もすぐに傷んでしまいます。ですから、抜け毛を防ぎ、いきいきとした髪を生やすためには、頭皮の健康を守ることが不可欠になります。

正しいシャンプーの仕方を身につけよう

頭皮を健やかに保つためには、シャンプーを正しく行い、皮脂や汚れをしっかり落とすことが大切です。

（１）まずはシャンプー前の髪が乾いているときに、やさしくゆっくりとブラッシングをしましょう。こうすることで、髪のもつれがとれ、皮脂や汚れを浮き上がらせることができます。

（２）次に、ぬるま湯で髪全体をていねいに洗い流します。これだけでも、髪についたホコリや汚れのほとんどが落ちるので、シャンプーの泡立ちが良くなります。

（３）シャンプーを手に取り、しっかり泡立ててから頭皮につけていきます。

（４）頭皮の汚れを落とすことを意識して、指の腹を使ってマッサージをするように洗います。ガリガリ爪を立てて洗うのは厳禁です。

（５）念入りにすすぎ、毛根にシャンプーが残らないようにします。

頭皮マッサージで血行を促進

頭皮の血行が良くなれば、髪の毛に栄養がきちんと届き、抜け毛を改善することができます。そこでオススメしたいのが「頭皮マッサージ」です。指の腹で上下にもみほぐしたり、つまみ上げたりしながら、じっくりやさしくマッサージをしていきましょう。

頭皮マッサージは、毎日継続することが大切です。忘れてしまうことがないように、入浴中や洗髪後など、自分の中でタイミングを決めて、習慣にしていきましょう。