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口臭の改善対策(6)便秘からくる口臭

更新日:2017.03.22
公開日:2014.05.15
ドクター画像
この記事の監修者
赤坂ビューティークリニック 院長 青山秀和

口臭がおならのようなにおいのする場合は、便秘が原因の可能性が高いと言えるでしょう。そこで今回は、便秘と口臭の関係性や、便秘の種類、便秘を改善するための食生活や生活習慣を、ドクター監修のもとご紹介します。

口臭と便秘の関係

便秘は体にさまざまな悪影響を及ぼしますが、口臭の原因にもなります。口臭がおならのようなにおいのする場合は、便秘が原因の可能性が高いと言えるでしょう。

便秘が続くと、腸内に悪玉菌が繁殖して便の腐敗が進むので、においの強い有毒ガスが発生します。このガスが、腸壁から血液に吸収されて全身をめぐり、肺に到達すると、呼吸と共に口から排出されるので、息がにおうようになるのです。

2つの食物繊維で便秘を改善

便秘の改善には、「食物繊維」をしっかり摂ることが大切です。食物繊維というと、野菜やイモ類、きのこ類をイメージする人が多いかもしれませんが、これらに含まれているのは「不溶性食物繊維」です。

不溶性食物繊維は、水分を吸収すると膨張するので、便のかさが増し、腸を刺激して大腸の運動を促進してくれます。また消化されずに腸内を移動するので、体内に溜まった老廃物を体外へ排出するのにも役立ちます。

ただし、不溶性食物繊維だけを摂り過ぎると、便が硬くなってかえって便秘になることもあるので注意しましょう。

そこで、一緒に摂りたいのが「水溶性食物繊維」。水溶性食物繊維は、腸の中で水分を抱き込んでゼリー状になる性質があるため、便の滑りをよくして排泄をしやすくしてくれます。理想的な食物繊維の割合は「水溶性:不溶性=2:1」です。

水溶性食物繊維は、海藻類やコンニャク、果物などに多く含まれているので、これらもしっかり摂るようにしましょう。

定期的な排便の習慣を身につけよう

起き抜けにコップ一杯の水(もしくは白湯)を飲んだり、朝食をしっかり摂ったりするのも便秘改善に効果的です。

なぜなら、これらによって眠っていた胃腸が刺激され、排便が促されやすくなるからです。

また、朝食後は、便意がなくてもトイレに行く習慣をつけましょう。起床から排便に至るまでの一連の動作を習慣化すれば、徐々に定期的に排便ができるようになっていきます。

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