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水虫とは
水虫は、正式には「足白癬(あしはくせん)」と言います。白癬菌(はくせんきん)というカビの仲間が、足の皮膚の角質や、その下の皮下組織へ侵食することによって起こる感染症です。
水虫の正式名称は「足白癬」
水虫は、正式には「足白癬(あしはくせん)」と言います。白癬菌(はくせんきん)というカビの仲間が、足の皮膚の角質やその下の皮下組織へ侵食することによって起こる感染症です。
一般的な症状としては、足裏や足の指に水疱(水ぶくれ)や皮膚の剥離(皮膚が薄くめくれること)が起き、赤くなったり、痛み・痒みを伴ったりします。
また、白癬菌は足の皮膚の角質内部に侵入します。角質内部には血が通っていないため、白血球の防御作用が及ばず、また、白癬菌の侵食スピードは健康的な皮膚の新陳代謝より早いため、水虫の自然治癒は期待できません。
水虫は感染する
水虫は「感染症」です。白癬菌は自然界に多く存在し、湿度や足の環境によって感染しやすさは大きく左右されます。周りに水虫の人がいると感染しやすくなると言われますが、それよりも自分が水虫になりにくい環境づくりをしているかどうかの方が重要な要素になります。
また、男性の方が水虫になりやすい、というイメージがありますが、白癬菌の感染しやすさに性別は関係なく、女性でも湿度や足の環境によって男性同様に水虫になりやすくなります。
水虫の原因菌である「白癬菌」は、約120年前に見つかりました。それまでは水虫の原因はまったくわかっておらず、民間治療や漢方などで症状を和らげるなどしか方法はありませんでした(漢方の中には効果が実証されているものもあります)。現在は原因も特定され、効果的な治療薬も開発されています。
白癬菌が原因でないものは水虫ではない
水虫に似た症状の足の病気は様々ありますが、見分け方としては、「白癬菌が原因でないものは水虫ではない」ということになります。水虫に似た症状をいくつか紹介します。
「汗疱(かんぽう)」
水虫同様、足裏や足の指に水ぶくれができる症状ですが、こちらは「あせも」によりできたものを指します。
「疥癬(かいせん)」
こちらは人間の皮膚でしか生存できない疥癬虫(ヒゼンダニ)と呼ばれるダニが原因で起こります。水虫と症状は似ていますが、激しい痒みが特徴の感染症です。
「掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)」
水ぶくれや皮膚の剥離など、水虫と非常に症状が似ていますが、こちらは菌やダニが原因ではなく、金属アレルギーやビタミン不足などで起こるとされています。
これらは水虫とは原因が異なり、当然、治療法も違います。素人判断で間違った薬を飲み続けると、治らないばかりか、副作用などのデメリットが出てくる恐れがあります。水虫かな、と思ったらまず病院で見てもらいましょう。
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手にも水虫はできる
手にできる水虫を「手白癬」と言います。手白癬は手の平にできることが多く、だんだん皮膚の角質が硬化して、足の水虫と同様にひび割れてボロボロと剥がれ落ちます。ステロイド系の軟膏を使うと悪化することもあり、皮膚科の診療を受けるのがオススメです。
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いんきんたむしは、何科の病院にいけばいい?
いんきんたむし(股部白癬)は一般的に皮膚科が担当します。いんきんたむしの病原菌である「白癬菌」は肉眼で確認することができないため、医師の診察が必要。抗真菌薬で治療し、場合によっては紫外線照射が併用を行います。
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いんきんたむしと似た病気、カンジタ
「いんきんたむし(股部白癬)」だと思っていたら、病院で「カンジタ」だと告げらることもあります。痒みや炎症が生じることは同じですが、病原菌、発症する部位、診療にかかる科が違います。
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白癬菌が感染すると水虫になる
水虫(足白癬)には、「趾間型」「小水疱型」「角質増殖型」の3症状が現れますが、いずれもカビの一種である「白癬菌」の繁殖が原因。白癬菌は感染力が高く、温泉やジムなど公共施設に行っただけで感染する場合もあります。
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水虫の具体的な症状
水虫は足のどこにできるかで「趾間型」、「小水疱型」、「角質増殖型」、「爪白癬型」の4つのタイプに分けることができます。タイプごとに症状も違い、「角質増殖型」と「爪白癬型」はかなり進行した状態ですので要注意です。
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いんきんたむしの感染経路
いんきんたむしの原因は白癬菌。白癬菌の感染経路は主に人から人です。公共施設のイスや床から感染するケースがほとんどで、ほかにも性行為、自宅で飼っているペット、自らがもっている足の水虫などから感染します。
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水虫の原因とは
水虫の原因菌である白癬菌は、高温多湿を好みます。足は靴下や靴を履くため、白癬菌にとって繁殖しやすい環境ができてしまい、水虫ができやすくなります。また、汗や汚れなどで足の表面がアルカリ性の環境になってしまうことも、白癬菌が繁殖しやすい状態になります。
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