口内炎にはビタミンが有効
更新日:2016/12/09 公開日:2014/06/27
口内炎予防にはビタミンを
口内炎ができる原因は、さまざまなものが考えられますが、ビタミン不足もその原因のひとつだと考えられています。特に、ビタミンB群のビタミンB2やB6、ビタミンCの不足は、口内炎を招きやすいので、日頃からこれらのビタミンをきちんと摂取しておくことが、口内炎の予防につながります。
ビタミンB2
三大栄養素であるたんぱく質、脂質、炭水化物の代謝すべてに関わっていますが、なかでも脂質をエネルギーに変えるのを助ける働きをしています。また「皮膚や粘膜のビタミン」「美容のビタミン」などと呼ばれており、皮膚、粘膜、爪、頭髪などの成長や機能維持に関わっているため、不足すると口内炎や肌荒れの原因になります。
ビタミンB2は、動物性食品に多く含まれており、レバーやうなぎ、魚卵、サバ、イワシ、乳製品などに豊富です。植物性食品なら納豆に多く含まれています。
ビタミンB6
三大栄養素であるたんぱく質、脂質、炭水化物の代謝すべてに関わっていますが、なかでも筋肉、血液、ホルモン、免疫にかかわる抗体などの材料になるたんぱく質の合成を促す働きと、たんぱく質の成分であるアミノ酸の合成を促す働きが重要です。
タンパク質は、皮膚や粘膜の生成にも関わっているので、不足すると、皮膚炎や口内炎などを引き起こります。ビタミンB6は、レバーや魚の赤身、ごまやピーナッツなどの種実類、バナナなどに豊富です。
ビタミンC
免疫力が低下すると口内炎ができやすくなりますが、ビタミンCには強い抗酸化作用があるので、免疫力を高める作用があります。また、コラーゲンを合成して毛細血管や皮膚を正常に保つ働きもあります。ビタミンCは、ブロッコリーやパセリ、ピーマンなどの緑黄色野菜、柑橘類、キウイ、いちご、アセロラなどの果物に豊富です。
これらのビタミンはすべて「水溶性ビタミン」なので、一度にたくさん摂取しても、余分な分は体内に貯蔵されず、尿と一緒に排泄されてしまいます。できるだけ毎食の食事から摂取できるように、バランスの良い食生活を心がけるようにしましょう。
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