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ニキビの上から日焼け止めを塗ってもいいの?

更新日:2016.12.09
公開日:2014.07.23
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この記事の監修者
松林景一美容クリニック天神 院長 松林景一

ニキビがあるときに日焼け止めを塗ると、余計に悪化させてしまいそうな気がするかもしれませんが、ニキビ肌の人にも日焼け止めは必需品です。そこで今回は、ニキビと紫外線の関係や、ニキビ肌にオススメの日焼け止め選びなどについてご紹介していきます。

ニキビと紫外線の関係

ニキビができているときは、何もつけずにそっとしておいたほうが、早く治りそうな気がするかもしれませんが、日焼け止めはきちんとつけるようにしましょう。なぜならば紫外線は、ニキビができたり、ニキビを悪化させたりする原因になるからです。

ニキビとは、皮脂や古い角質で毛穴がふさがれ、詰まった毛穴の中でアクネ菌が過剰に繁殖し、炎症を起こしている状態のこと。毛穴が詰まる原因はいろいろ考えられますが、肌は紫外線を浴びると、角質を厚く硬くして自分自身を守ろうとするので、紫外線も毛穴を詰まらせる原因になるのです。

また紫外線を浴びると、肌の中に大量の活性酸素が発生しますが、活性酸素は毛穴に詰まった皮脂を酸化させて、有害な過酸化脂質に変化させるので、ニキビの炎症を悪化させてしまいます。さらに、紫外線によってメラニン色素が増えると、ニキビ跡に色素が沈着して、シミになってしまうこともあります。

ニキビのときの日焼け止め選び

ニキビの原因になるアクネ菌は、油をエサにして繁殖します。そのため、油分の多い日焼け止めをつけると、ニキビの炎症が悪化する場合があります。日焼け止めを選ぶときは、油分が入っていない「オイルフリー」のものや、油分の中でもアクネ菌のエサになりにくい油分だけでつくられた「ノンコメドジェニック」と表示されたものを選ぶのがオススメです。

また、ニキビができているときは、なるべく肌に刺激を与えないことも大切です。日焼け止めによく含まれている「紫外線吸収剤」という成分は、肌に負担をかけやすいので、紫外線吸収剤が入っていないものを選ぶと良いでしょう。「ノンケミカル」「ケミカルフリー」「吸収剤フリー」などの表示があるものが、このタイプに該当します。無香料、無着色、アルコールフリーなどのものも低刺激でオススメです。

日焼け止めはしっかり落として

日焼け止めは肌への密着感がとても高いので、落とし残しがあると、新たなニキビを作る原因になる可能性があります。1日の最後にはきちんと洗顔をして、日焼け止めしっかり洗い流すように心がけましょう。

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