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紫外線に注意すべき時間帯

更新日:2017.04.19
公開日:2014.07.28
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この記事の監修者
ガーデンクリニック 顧問指導医 大庭英信

紫外線が地上に降り注ぐ量は、太陽高度と深く関わっているので、太陽がもっとも高くなる時間帯にたくさん降り注ぎますが、他の時間帯も安心はできません。そこで今回は、紫外線に注意すべき時間帯をUV-BにUV-A分けて紹介していきます。

紫外線量がもっとも多いのはこの4時間

1日の中で紫外線の量がもっとも多くなるのは、太陽高度が一番高くなる正午を中心とした午前10時〜14時の時間帯。1日に降り注ぐ紫外線量の半分以上は、この4時間の間に降り注ぐと言われています。

ただし、これはUV-Bの話。太陽から地上に到達する紫外線は「UV-B(B波)」と「UV-A(A波)」の2種類あり、このうちUV-Bはエネルギーが強力で、肌表面の細胞を傷つけたり、炎症を起こしたりするので、肌が赤くなる日焼け(サンバーン)や皮膚がん、シミ、ソバカスの原因になる紫外線です。

しかし、UV-Bは波長が短く遮りやすいので、直射日光に当たらないようにするだけでも、ある程度は防ぐことができます。また、肌の表面で吸収されるので、肌の奥の深くにまで到達することは、ほとんどありません。

気づかないうちに浴びているUV-A

それに対してUV-Aは波長が長いので、窓ガラスを透過して室内にも届いてしまう上に、衣類や皮膚も透過して、肌の奥深くにまで到達します。しかも厄介なことに、UV-Aはエネルギーが弱いので、浴びてしまっているという実感があまりないのです。

しかしUV-Aのダメージは、気づかないうちに肌の奥にじわじわと蓄積していき、活性酸素を作り出して、ハリや弾力を生むコラーゲンやエラスチンを変性させるので、しわやたるみなどの老化現象を招く原因になります。

UV-Aに気をつける時間帯は?

UV-Aも、ピークはUV-Bと同じ午前10時〜14時ごろですが、日の出とともに、かなりの量の紫外線量が届き、日没まで強度の変化があまりありません。

ですからUV-Aから肌を守るためには、日差しの強い時間帯だけに限らず、日が出ている間は、なるべくずっと紫外線対策をしたほうが良いでしょう。

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