美容・健康の悩みを少しでも解消し、前向きな毎日を提供する

更新日以降、情報の更新が停止しております。
内容が最新ではない可能性がございますので予めご了承ください。

加齢臭はミョウバンで防げる?

更新日:2017.08.22
公開日:2014.12.26
ドクター画像
この記事の監修者
メンズスキンケア大学参画ドクター

消臭効果があるとして有名なミョウバン。果たして加齢臭にも効果を期待することができるのでしょうか?ここでは、ミョウバンを活用した加齢臭対策について、ドクター監修のもと、詳しくご紹介します。

加齢臭予防にもなる?ミョウバンの効果とは

ミョウバンは食品添加物の一種で、正式な添加物名称は硫酸アルミニウムカリウムといいます。古くから染色剤や防水剤・皮なめし剤などとして広く利用されており、古代ローマ人は、制汗剤として日常的に使っていたとの文献も残っています。

ヨーロッパでは、このミョウバンが結晶となった天然塩を「アルム石」と呼んで、デオドラント剤として使用してきました。ミョウバンの消臭効果は以下のようなものが挙げられます。

雑菌繁殖の抑制

ミョウバンは水に溶けると酸性になる性質を持っています。人間の体臭は皮膚表面の雑菌が汗を分解することで発生するもの。皮膚が酸性を保っている状態であれば雑菌の繁殖が抑えられ、結果、においの抑制に繋がるのです。

制汗作用

ミョウバンには収れん作用があり、汗を抑える効果を期待することができるといわれています。ただし、この制汗作用に関するメカニズムは科学的にはまだ解明されていません。

消臭作用

ミョウバンに含まれるさまざまな金属により酸化還元反応を起こし、金属消臭やにおい成分の中和による消臭効果を期待することができます。また、ミョウバンには酸性の性質があるので、アルカリ性のにおい成分であるアンモニアに対して多大な効果を発揮。汗のにおいを抑える効果は高いと言えます。

ミョウバンの上手な使い方

デオドラント効果を期待して使用する際に、一番ポピュラーなのがミョウバンを水で薄めて使用する方法です。

<ミョウバン水の作り方>
・用意するもの(ミョウバン:50g、水:1.5L)

1.5Lの水と50gのミョウバンを混ぜ合わせます。ミョウバンは水に溶けにくいため、混ぜ合わせた状態で一晩放置。一晩置くと水とミョウバンが完全に溶け合い無色透明になります。これがミョウバン水の原液です。においの気になる部位に使用する際はこの原液を10倍に薄めたものを使用します。

加齢臭に対して使用するのであればスプレーより、ミョウバン水を浸したガーゼなどで気になる部位の汗や皮脂を拭き取るとにおいの軽減に繋がります。

ミョウバン水は冷蔵庫の中で保存しておけば1か月程度はもつといわれていますが、より安全性を考えるのであれば1週間程度で使いきれるだけの量がベストです。

オススメ記事

スキンケア基礎講座