内容が最新ではない可能性がございますので予めご了承ください。
パーマやカラーをかけ過ぎると抜け毛が増えるって本当?

「パーマやカラーをかけすぎると抜け毛が増える」という噂を聞いたことや実感されている人も多いと思います。ここでは、大切な髪や頭皮を守るため、パーマやカラーと抜け毛や薄毛の関係をドクター監修の記事でご説明します。
パーマやカラーが髪や頭皮に与える影響や、抜け毛や薄毛との関係はどのようなものでしょうか。
パーマ液やカラーリング剤の成分と髪や頭皮に与える影響
パーマやカラーをかけるときに使用する薬剤の成分と髪や頭皮に与える影響、負担の軽減方法をご説明します。
パーマ液とカラーリング剤
髪の表面を覆うキューティクルは、アルカリ性になると開き酸性では閉じる性質があります。
パーマ液やカラーリング剤には、チオグリコール酸アンモニウム塩、アンモニア、エタノールアミンというpH9~9.5の強いアルカリ性の薬剤を使用し、キューティクルを開き薬剤を浸透させます。また、アルカリ性の薬剤だけでなく過酸化水素水という酸性(pH2.5~4.5)の薬剤も同時に使用し、ウエーブの固定、メラニン色素の脱色や酸化による発色、キューティクルを閉じる反応を起こします。
パーマ液やカラーリング剤は髪や頭皮で複雑な化学反応を起こしています。健康な髪や頭皮はpH4.5~6の弱酸性なため、これらの薬剤は髪や頭皮に負担をかけています。
髪や頭皮に与える影響
アルカリ性の薬剤は開いたキューティクルの内部に残留し蓄積されます。
繰り返しパーマやカラーリングを行うと、徐々に髪や頭皮がアルカリ性へと傾きキューティクルは開き、本来の役割である内部の細胞を守れず、タンパク質などを流出させてしまいます。髪は強度、水分量、ツヤ、コシ、柔軟性が低下しパサパサとした傷んだ状態になり、毛が細く弱くなり、枝毛や切れ毛が増え薄毛の原因になります。
また、これらの薬剤は、髪だけでなく頭皮にも影響を与えます。パーマやカラーリング中に頭皮がピリピリするのは、これらの薬剤が頭皮に刺激を与え炎症し接触性皮膚炎を起こしているからです。程度によっては、頭皮へのダメージにて抜け毛の増加につながる場合もあります。
髪や頭皮の健康を守るために気をつける事
髪や頭皮に負担がかかることはできるだけ行わない事が一番の予防法ですが、仮にパーマやカラーリングを行うのであれば、可能な限りきめ細やかなケアを心がけましょう。以下に注意すべき点をまとめました。
- 自宅でカラーリングを行う場合、頭皮に直接多くの薬剤が触れダメージを与えることも。自分でカラーリングするのではなく、ヘアサロンなどで行う。その際に、頭皮へのダメージを考慮した対応を依頼する。
- パーマやカラーリング後は髪や頭皮が多かれ少なからダメージを受けている状態にあるため、連続したパーマやカラーリングや濡れた髪の放置、過度なドライヤーなどは避ける
- 頭皮に炎症があるときは、悪化のおそれがあるため行わない
- これまで問題なく使用していた薬剤や塗料でも、急にかぶれやアレルギー反応を起こす事があるため、パッチテストは適宜行う
パーマやカラーリング後のケアはシャンプートリートメントで
パーマやカラーリングによる頭皮への影響が分かったところで、すでに使っている場合はどのようなケアを心がければよいのでしょうか。
心がけたいのが、シャンプーによる清潔で良好な頭皮環境作りです。刺激の強いカラーリングやパーマを行った後は、頭皮への刺激が少ない石鹸系やアミノ酸系シャンプーを使用するとよいでしょう。シャンプーをする前に、湯で頭皮のよごれや整髪料を洗い流すようにすることで、しっかりと泡立ちやすくなります。また、汗汚れなどがどうしても気になる場合は、2度洗いするのもよいでしょう。
頭皮はやさしく洗いましょう
熱いお湯を使ったり、爪を立てて洗ったり十分すすがずに洗ったりするのではなく、髪をよく濡らしてシャンプーを泡立てて頭皮にシャンプーをすり込まないようにやさしく洗いましょう。
オススメ記事
-
抜け毛が始まったらAGA(男性型脱毛症)を疑おう
日本でもっとも多い男性の抜け毛・薄毛の症状は、AGA(男性型脱毛症)といわれています。最近は、テレビや雑誌でも取り上げられることが多くなりましたが、詳しい症状やメカニズムについてはよくわからないという方も少なくないはずです。ドクター監修のもと、AGAの特徴と原因、効果的な対策について解説します。
-
ホルモン?遺伝?若い頃に起こる抜け毛の原因とは
昨今は若い頃から抜け毛に悩まされる人も多く、早い場合は10代後半から進行することもあると言います。これには何かしらの原因があるのでしょうか?ドクター監修のもと、若くして髪が抜けてしまう原因について解説します。
-
男性ホルモンが抜け毛を引き起こす
AGA(男性型脱毛症)による抜け毛には、男性ホルモンが深く関係しているといわれます。ドクター監修のもと、AGAによる抜け毛と男性ホルモンの関係について詳しく解説します。
-
抜け毛の治療薬の種類と効能
日本人男性のもっとも多くが悩む脱毛症、AGA(男性型脱毛症)。進行を遅らせるには、効果が認められている治療薬を使用するしかありません。ドクター監修のもと、AGAに効果的な治療薬についてご紹介します。
-
正常な抜け毛とそうでない抜け毛の見分け方
抜け毛が多いと、髪が薄くなってきたのではないかと不安になる方も多いと思いますが、必ずしも心配する必要はありません。そこで今回は、ドクター監修のもと、正常な抜け毛とそうでない抜け毛の見分け方をご紹介していきます。
-
遺伝や男性ホルモンなど、抜け毛はタイプによって対策法が違う
抜け毛の原因は、男性ホルモンの影響や遺伝、不規則な生活習慣など、さまざまです。そのため、抜け毛対策は原因に合った方法で行わなければ意味がありません。ドクター監修のもと、抜け毛の原因に合った効果的な対策をご紹介します。
-
間違った予防法は抜け毛を加速させる!
遺伝的に薄毛体質だからと、早くから抜け毛対策をしている方は少なくないと思います。しかし、間違ったケアは、逆に抜け毛の原因になる可能性があります。ドクター監修のもと、ちまたにあふれている間違った抜け毛対策について説明します。
-
季節の変わり目で抜け毛は一気に増える!
季節の変わり目は抜け毛が増える気がする…そんな悩みを持つ方が意外と多いことをご存知ですか?特に、夏の終わりから秋を迎える時期に気になることが多いそうですが、これはどのような原因によるものなのでしょうか?ドクター監修のもと、詳しく解説します。
スキンケア基礎講座
- ED
- ED
- うつ・ストレス・不眠
- ダイエット
- ニュース
- インタビュー
- トピックス
- メンズライフコンテンツ
- ヒゲ
- ヒゲ剃り
- ヒゲ剃りアイテム
- メンズライフ
- タイアップ一覧
- タイアップ一覧
- ワキガ・体臭・ニオイ
- 包茎
- 審美歯科
- 早漏
- 汗の悩み
- 多汗症
- 男のスキンケア講座
- シャンプー
- メンズコスメの基本
- 保湿
- 洗顔
- 紫外線対策(UV対策)
- 男の美容悩み
- 男の肌トラブル
- 美容整形
- 肌タイプ
- 脱毛
- 頭皮ケア
- 髪の悩み
- 髪をつくる
- 髪を生やす