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二重まぶたとは
二重まぶたとは、まぶたの上の筋肉と皮膚によって形成される構造です。まぶたを含めた目は、顔の印象を左右する重要なパーツであるため、「二重にしたい」と希望して美容整形を行う人も多いとわれています。ドクター監修の記事で解説します。
目は人の顔の印象を大きく左右するパーツであり、二重にしたいと考える人も多くいるといわれています。一方で、二重まぶたに憧れはあるけれど、美容整形によってどのような顔になるのか、または手術そのものに不安があったり、大きな費用がかかったりするなどの理由で、まだ整形までは考えていないという人もいます。そこで、そもそも二重まぶたとは何なのかを解説したうえで、簡単に二重まぶたにすることができる方法を紹介します。注意点を踏まえて、安全に配慮して行うことが大切です。
二重まぶたとは
二重まぶたとはどのような構造によりできているのか、またどのような種類があるのかを解説します。
一重まぶたと二重まぶたの違い
まぶたを開くはたらきをする上眼瞼挙筋(じょうがんけんきょきん)は、上まぶたの中央付近の高さで枝分かれをします。その一方の、まぶたの皮膚の裏側につながっている部分が、まぶたを開く時に引き込まれることで二重の線ができます。一重の人は、
・上眼瞼挙筋(の一部)と皮膚がつながっていない、またはつながりが弱い
・まぶたの皮下脂肪が多いためまぶたの上の皮膚が持ち上げられない
などの理由で皮膚が引き込まれないので、二重にならないのです。
二重まぶたの種類
二重まぶたには、大きく分けて「奥二重」「末広型」「平行型」の3種類の形状があります。「奥二重」は二重の幅は狭いのですが、黒目が縦方向に大きく見えるため、目が大きく見えやすい特徴があります。ただし、二重の幅がまぶたの奥に隠れている場合には、一重のように見えることがあります。「末広型」の二重まぶたは、目頭は二重の幅が小さく、目尻に向かうにつれて幅が広がる形状です。日本人に多いのがこのタイプといわれます。「平行型」の二重まぶたは、幅が目頭から目尻まで一定のものをいいます。欧米人に多いタイプといわれます。
二重まぶたが与える印象
美容整形において対象となるような顔のパーツは、鼻、口、あご、輪郭などがありますが、目がもっとも大きく印象を変えるといわれており、手術の希望も多い傾向があります。
簡単に二重まぶたにする方法
美容整形手術によって、まぶたの組織を糸で縫い合わせたり(埋没法)、皮膚を切ることで二重を作ったり(切開法)することで、確実に二重まぶたを作ることはできます。しかしその際には、どのような二重にするのか、費用はどれくらいかかるのか、術後のリスクなどについてなども医師とよく相談の上、手術に臨む必要があります。一方、自分で手軽に挑戦できる方法もあります。その中からアイプチやマッサージなどについて紹介します。アイプチで起こりやすいトラブルについても理解しておくことが大切です。
アイプチとは
自分で二重まぶたにする簡単な方法として代表的なのが、アイプチです。アイプチは、液状のりや専用のテープを使って、二重になった状態にまぶたを接着する方法です。粘着剤をまぶたに塗って、スティックなどで抑えて二重をつくります。手術をしなくても二重にすることができ、ドラッグストアなどで安く手に入れることができるため、手軽に試すことが可能です。中高生など若い世代から利用している人もいます。ただしこのアイプチの効果はあくまでも一時的なもので、二重が持続するものではありません。
アイプチの問題点
アイプチの使用において次のような問題点があります。
接着剤にはかぶれを引き起こすおそれがある成分が含まれているため、その刺激によりまぶたの皮膚にかゆみを感じたり、赤くなったり腫れたりというアレルギー反応を引き起こすことがあります。そのため目が腫れぼったく小さく見えてしまうことがあります。
アイプチを落とす際に、しっかり落とそうとするあまり強く擦りすぎてしまうと、皮脂や角質などまぶたの皮膚を守るバリアのはたらきをする層まで落ちてしまいます。これを何度もくりかえすことで、まぶたの皮膚が厚く硬くなり、シミのような色素沈着が起こることがあります。また、バリアがなくなることで前述したアレルギー反応が起きやすくなるという危険性も高くなります。
まぶたを閉じたときに皮膚が引きつったように見えることがあるため、アイプチで二重にしていると他人が気づく可能性があります。
二重まぶたを維持するためには毎日アイプチを使用する必要があるので、どうしてもアイメイクに時間がかかることになります。二重の幅が自由に変えられるという特徴がありますが、逆になかなか思うとおりの二重にならずに苦労するということもあるでしょう。
その他の方法
他に、まぶたを蒸しタオルなどで温めて血行をよくしてからマッサージすることでむくみを取る方法や、アイプチのスティックなどの細いものでまぶたをなぞり、二重になるよう線をつけることをくりかえしてクセをつける方法などにより、二重になるケースがあるといわれます。しかし、いずれも医学的根拠はなく、効果が得られる保証はないという点を理解しておく必要があります
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