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花粉症ゼロ!対象となるスギ林の面積は?

「花粉症ゼロ」と聞くと「どれくらいの規模の対策が必要なの?」といった疑問も湧いてくるのではないでしょうか。ここではスギ林の面積と現在も行われている花粉を減らすための取組みを見てみましょう。
「花粉症ゼロ」と聞くと、花粉症に悩まされる人にとっては夢のような話であると同時に、「本当に可能なの?」「どれくらいの規模の対策が必要なの?」といった疑問も湧いてくるのではないでしょうか。
スギの人工林は約450万ヘクタール
人工林には、樹木の大部分を1度に伐採して一斉に植林する「育成単層林」と、必要な分だけ抜き伐りして代わりに若い木を植林する「育成複層林」があります。前者は樹齢や樹高が均一になるのに対して、後者では樹齢や樹高に多様性があり、林が常に樹木で覆われた状態のため森林のさまざまな機能が維持されやすいとされています。
林野庁の統計によるとスギ林の面積は次のようになります*1。
スギ林の面積
○育成単層林 443万4,620ヘクタール
○育成複層林 4万0,617ヘクタール
なお、東京都の面積の約4割を占める多摩地域全体の森林面積が5万2,984ヘクタール*2ですから、全国のスギ林の面積がいかに広いかが分かります。
花粉を出さないスギがある!?
「花粉症ゼロ」というと膨大なスギ林を次々に切り倒すイメージを持つ人がいるかもしれませんが、それは現実的ではないでしょう。具体的には、スギ林を間伐して、新たに開発された花粉の少ないスギを植林する、残った木々を枝打ちする、などにより時間をかけて花粉の発生量を抑える方法が考えられます。実際、平成8年度に関東育種基本区で少花粉スギ品種が開発され、さらに平成 13年度~17年度には無花粉スギ品種も開発されています*3。
また、「花粉症ゼロ」の方法は何も環境へのアプローチとは限りません。ケアの徹底や適切な治療は症状をやわらげることにつながるでしょう。「花粉症ゼロ」が語られる背景に、どのようなプランがあるのか気になるところです。
参考(参照2017-10-06):
*1 1国民経済及び森林資源(林野庁)
(http://www.rinya.maff.go.jp/j/kikaku/toukei/youran_mokuzi.html)
*2 東京都産業労働局
(http://www.sangyo-rodo.metro.tokyo.jp/nourin/tokyo/history/shinrin/shinrin/)
*3 優良品種の開発について-花粉症対策品種-
(http://www.fgtb.jp/pdf/2017/1m/FGTB_V6N1_commentary1.pdf)
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