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美容整形とは

更新日:2017.04.26
公開日:2017.04.26
ドクター画像
この記事の監修者
大阪 雅 -miyabi-美容外科 院長 川端久雅

美容整形では、二重まぶたにすることで顔の悩みを解消することや、脂肪吸引で理想のボディラインを手に入れることができるといわれています。外見を変えることが可能な美容整形について、ドクター監修の記事で解説します。

医療機関の名称として、○×美容整形外科や○×美容整形クリニックなどがあります。美容整形では、どのような治療を受けることができるのかみていきましょう。また、なんらかの病気の治療を受けたときと同様に、美容整形で治療を受けたときは、健康保険が適用されるのかを確認しましょう。

美容整形とは

美容整形とは、身体のパーツを少しでも若くしたり、一段と美しくしたりしてバランスの整った姿形を生みだすことを目標にしている医学文分野の1つです。また、質のよい生活を患者が送るための補助的役割を目標にしている科といわれています。美容整形は、とても古い歴史があるといわれています。鼻や耳を作る治療が、紀元前のインドで実施されていたと考えられているからです。

美容整形と形成外科の違いは

本来、美容整形は、形成外科のふたつある部門の内のひとつの部門とされています。もうひとつの形成外科の部門は、再建外科です。美容整形では、外見的に異常が見られない人が、少しでも若く見られたいとか、より一層美しくなりたいなどの欲求を満たすための治療を行います。

一方、再建外科で行われるのは、外見上の変形や組織の欠損、機能改善、そして、顔のケガなどに対しての治療とされています。しかしながら、明確な境界線が美容整形と形成外科の間で引かれている訳ではありません。美容整形にとって、形成外科の技術や練習は欠くことができないと考えられていますし、形成外科の目指すところは美容整形といわれています。

美容整形は保険適用されるのか

健康保険は、外傷や病気などが原因となり、あらわれた障害の治療を行うときには適応されます。しかしながら、美容のために受けた手術に対しては、健康保険は適用されないといわれています。

形成外科が看板として掲げることが可能な一般標榜科として、認められたのは昭和50年です。また、美容外科が一般標榜科として認められたのは昭和53年です。一般標榜科として認められて以降、日本形成外科学会が努力を積み重ねた結果、徐々に形成外科の治療方法や治療の対象などに対する評価が向上していきました。評価の向上に合わせて、健康保険の適用される範囲は拡がっているといわれています。

しかしながら、今のところは、形成外科で行っている治療方法や治療の対象が全て、健康保険が適応されるまでには至っていないとされています。例をあげると、先天性の変形や病気の治療やガンを切除した後の再建手術、熱傷や外傷などの治療は、健康保険が適用されます。しかし、シワをなくす手術や二重まぶたにする手術、脱毛を行う手術、そして、胸を大きくする豊胸手術などの美容目的の美容整形手術は健康保険が適用されません。

そして、レーザー治療の一部も健康保険は適用されないため、自費診療とされています。レーザー治療で健康保険が適用される疾患は、太田母斑や扁平母斑、異所性蒙古斑とされています。さらに、外傷性色素沈着や単純性血管腫などの疾患の治療として、レーザー治療を行った場合は、健康保険が適用されるといわれています。

また、医療機関によっては、一切、健康保険制度を利用していない場合もあります。健康保険制度を利用していない医療機関での治療は、自費診療のみとなっています。自費診療の場合は、医療機関が独自で料金の設定をすることが可能となっていますので、料金は医療機関ごとで違いがあるといわれています。ですから、美容整形手術を検討している人は、さまざまな医療機関で相談して料金の比較をしましょう。もちろん、手術方法や保証制度なども比べて、美容整形手術を受ける医療機関を決めることが重要と考えられています。

そして、公的に医療費の減免が可能な制度が健康保険以外にもあります。更生医療制度や育成医療制度などです。更生医療制度や育成医療制度について詳しくは、近隣の保健所などへ問い合わせください。

主な美容整形の種類

美容整形では、プチ整形と呼ばれている、メスを使用せずに悩みを解消する治療から、時間がかかる手術までさまざまな種類があるといわれています。顔の悩みを解決するために、目を大きくしたり、目の下のくまを解消したり、二重まぶたにしたりする美容整形が行われるとされています。さらに、唇の厚さやあごの形、鼻の形を調整することも美容整形では可能といわれています。小顔になることもできるとされています。

そして、美容整形でたるみやくぼみ、シワを解消することで、肌の老化の改善につながると考えられています。シミやソバカス、ニキビ跡などの治療を行うことで、肌の色や質感を改善することも可能とされています。理想とするボディラインに近づくためには、脂肪吸引や脂肪融解などが有効といわれています。また、レーザーや光を使用した脱毛を行うこともできるとされています。

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