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AGA治療で皮膚科を選ぶときの注意点

更新日:2017/09/20 公開日:2017/09/20

AGA治療は一般的な皮膚科、美容皮膚科、美容外科等で受けることができます。この中で数が多いのは一般的な皮膚科です。自宅から通いやすいところにある可能性が高いのは皮膚科であり、身近に感じられる診療科といえるでしょう。特に、AGA治療以外の目的で皮膚科を受診したことがあり、信頼できるかかりつけ医がいる人は、AGA治療をそこで受けるというのは良い選択だと思います。ここでは、AGA治療を皮膚科で受ける場合の注意点を見てみましょう。

AGA治療を皮膚科で受けるメリット

まず最初に、AGA治療のために皮膚科を受診するメリットを確認しておきましょう。

薄毛の進行を抑え、発毛を促すための選択肢には、市販のケア用品を利用する、育毛サロンを活用するなどもありますが、皮膚科を受診することのメリットは何といっても、医療機関でなければ処方してもらえない薬を使えることです。

フィナステリドとは

皮膚科でAGA治療を受けるときに中心的な役割を担うのが「フィナステリド」の内服療法です。フィナステリドを含む薬の代表は「プロペシア」です。多くの皮膚科ではこのプロペシアを処方することでAGAの進行を抑えるように努めています。

薄毛が進行する原因のひとつに、5α-リダクターゼという酵素の働きがあります。5α-リダクターゼは男性ホルモンであるテストステロンを男性型脱毛の原因となるジヒドロテストステロンに変換します。ジヒドロテストステロンが毛乳頭細胞の男性ホルモン受容体と結びつくと正常なヘアサイクルが乱され、薄毛が進行するものと考えられます。

フィナステリドは5α-リダクターゼの働きを抑える効果がある薬です。日本皮膚科学会の男性型脱毛診療ガイドラインにおいてもフィナステリドの内服は「行うよう強く勧められる」(推奨度A)と、高く評価されています。フィナステリドの効果は基本的には薄毛の進行を抑えるところにあると考えられています。しかし、進行を抑えるという消極的な効果だけでなく、毛髪数・毛髪重量が増えるという積極的な効果も期待できます。フィナステリドの処方を受けられるのは、皮膚科でAGA治療を受ける大きなメリットといえます。

AGA治療を皮膚科で受けるときの注意点

次に皮膚科でAGA治療を受けるときの注意点について確認しておきましょう。

ミノキシジル外用薬について確認する

先ほどフィナステリドの内服が「行うよう強く勧められる」(推奨度A)ことにふれましたが、もひとつ、ミノキシジルの外用も「行うよう強く勧められる」(推奨度A)との評価を受けています。そして、重要な点は、フィナステリドとミノキシジルを併用することでより高い効果が期待できる点です。フィナステリドの内服もミノキシジルの外用もともに日本皮膚科学会が強く進める治療ではありますが、一般的な皮膚科においてはフィナステリドの内服ほどにはミノキシジルの外用を行っていません。そのため、フィナステリドとミノキシジルの併用を希望する人は、受診を予定している皮膚科がミノキシジルの外用に積極的かどうかを確認しておくとよいでしょう。

薬の副作用を知っておく

医療機関でなければ処方してもらえない薬が使える点は、皮膚科を受診する大きなメリットですが、一方で、薬を使う以上は副作用についても確認しておく必要があります。

まず、フィナステリドについては勃起機能不全、射精障害、精液量減少といった性機能障害が報告されています。また、フィナステリドを服用していると、前立腺がんの診断に用いられる血清PSA濃度が約50%低下するため、そのままの数値で診断した場合、前立腺がんのリスクを過小評価することにつながります。そのため、フィナステリドを服用している人に対しては、実際の血清PSA濃度を2倍した値で診断することが勧められています。

次にミノキシジルに関しては重篤な副作用の報告はありません。しかし、ミノキシジルはもともと血圧降下剤として使用されていた薬で血管を広げて血圧を下げる働きがあります。高血圧の人、低血圧の人、心臓や腎臓に障害のある人が使用する際には医師に相談するようにしましょう。

ここでは病院の皮膚科でAGA治療を受けることのメリット、そして注意点について確認しました。一般的に皮膚科におけるAGA治療は、日本皮膚科学会が強く推奨する治療法を中心に行われており、信頼性は高いといえます。また、皮膚科にかかる大きな利点として、頭皮の状態に異常はないかなどの診察と治療、そして、頭皮ケアのアドバイスを受けられる点が挙げられます。初診時には、メラニン色素や毛細血管の状態を詳しく調べられるダーモスコピー検査を行い、丁寧に頭皮を診断するという皮膚科医もいます。

一方で、最新の治療法を取り入れて発毛を目指す積極性は強くはなく、良くも悪くも保守的な治療方針といえるかもしれません。遺伝子検査、HARG(ハーグ)療法、メソセラピーなどは行っていないので、そのような治療を検討している人は専門クリニックの受診を検討するとよいかもしれません。

とはいえ、ここで述べたことはあくまでも皮膚科におけるAGA治療の一般的な傾向です。当然、皮膚科の中にもAGA治療に精通した医師もいれば、そうでない医師もいます。病院のホームページを確認したり、口コミ情報を探したりと、受診を検討している医療機関の情報を事前によく調べておくことが大切です。

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