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AGAの薬をやめるとどうなる?

更新日:2017/09/22 公開日:2017/09/22

AGA(男性型脱毛症)には薬を使って薄毛の進行を抑え、発毛をうながす治療があります。薬によってある程度効果が出た場合、その後に薬をやめるとどうなるのでしょうか。

AGAの進行を薬で抑えるメカニズム

AGAの進行には男性ホルモンが関係しています。しかし、男性らしさと関わりの深いテストステロンには脱毛を促す働きはありません。テストステロンは髪を太く強くする働きがあります。問題は、5αリダクターゼという酵素によって、テストステロンがジヒドロテストステロンに変化してしまう場合です。ジヒドロテストステロンは毛根の活力を奪います。髪は細くなり、十分に成長する前に抜けてしまうというように正常なヘアサイクルが乱されます。このようにして進行するAGAを抑えるのに用いられるのがフィナステリドとミノキシジルです。

フィナステリドの内服療法

フィナステリドにはテストステロンをジヒドロテストステロンに変換する5αリダクターゼを阻害する働きがあります。フィナステリドを含む薬を毎日服用することで薄毛の進行が止まり、発毛につながることが期待できます。

ミノキシジルの外用療法

ミノキシジルはAGAによって衰えた毛根に作用します。ミノキシジルを含む薬を頭皮に塗ることで毛細血管が活性化し、発毛に必要な栄養素が毛根に送られます。重篤な副作用の報告もなく、1年以上の長期投与で有意に発毛を促進することができるとされています。

薬の使用をやめると元に戻ってしまう危険がある

上に挙げたフィナステリドとミノキシジルは日本皮膚科学会のガイドラインで推奨度Aの高い評価を受けている薬です。これらを用いることで薄毛の改善を期待できます。しかし、たとえ髪が太くなる、抜け毛が減る、といった効果が現れたとしてもAGAが治癒したわけではありません。あくまでも薬の働きによってAGAの症状が抑えられている状態です。薬をやめれば再び抜け毛が増える可能性が高く、完全に中断した場合は1年ほどで元に戻ってしまうと言われています。

薬を徐々に減らしていく減薬の考え方

AGA治療には薄毛が進行した状態から発毛を促していく段階と、ある程度発毛を実感できた後でこれを維持していく段階があります。基本的に発毛を促す段階の方が薬の使用の頻度は高くなります。一方、維持の段階になればある程度薬を減らしていける可能性もあります。

ただし、薬を減らすことは、薬を完全に止める場合よりはリスクは低いとはいえ、再び抜け毛が増えて元に戻ってしまう可能性があります。再び薄毛を進行させないことを重視するなら、維持の段階になっても薬の量は減らさない方が無難でしょう。別の選択肢として、薄毛が進行してしまうかもしれないことを覚悟した上で段階的に薬の量を減らす方法があります。薬を減らしても効果が同じように持続するならそれにこしたことはありません。もし、抜け毛が増えるなど再び薄毛が進行する兆候が現れたら、そのとき薬の量を増やせばいいという考え方です。

また、薬によってある程度減らしてよいものと減らさない方が無難なものがあります。まず、ミノキシジルに関しては、薬の量を少しずつ減らしながら維持に成功している人もいます。もちろん、ミノキシジルの量が減ったことで毛根が急激に弱まっていっきに脱毛してしまう人もいるので必ず減らせるとはいいきれません。

次にフィナステリドは、先にふれたようにAGAが進行する原因であるジヒドロテストステロンと関わっているため、薬を止めた場合、それまで抑えられていたAGAが再び進行してしまう可能性が高いといえます。減薬を試みる場合には、フィナステリドの量を維持したまま、ミノキシジルの量を減らすという方針を持つ医療機関があるのもそのためです。

このようにAGA治療で薬をやめることには、薄毛が再び進行するリスクが伴います。発毛の効果を実感でき、現状を維持することを重視するなら薬の使用は継続することが基本となります。しかし、ある程度のリスクを承知した上で薬の量を減らしながら維持を試みることもできます。その場合は、フィナステリドではなく、ミノキシジルの量を調整する方が比較的再発のリスクが小さいと考えられます。

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