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3人に1人が悩む!30代からはじまる抜け毛の正しいケア

更新日:2017.08.16
公開日:2014.11.04
ドクター画像
この記事の監修者
聖心美容クリニック 統括院長 鎌倉達郎

10代後半や20代前半ですでにAGA(男性型脱毛症)を発症する人もいますが、やはり圧倒的に多いのは、30代以降の発症です。ドクター監修のもと、30代から気になりだす抜け毛と、その対処方法をご紹介します。

抜け毛が気になりだすのは30代からが多い

男性に多く見られる抜け毛の症状に、AGA(男性型脱毛症)があります。日本では、20代後半から30代にかけて発症するケースがほとんどといわれています。30代ぐらいから抜け毛を気にし始める男性が多いのは、このためと考えられます。

AGA(男性型脱毛症)とは、思春期以降の男性にみられる進行性の脱毛症で、日本では20~69歳成人男性の3人に1人が発症しているとのデータがあります。主に、ジヒドロテストステロン(DHT)の影響により引き起こされることがわかっていますが、原因はこれだけに限らず、さまざまな要素が複合的に絡み合って発症すると考えられています。例えば、遺伝、食生活、ストレス、頭皮環境の悪化などです。症状としては、額の生え際や頭頂部から毛が薄くなっていくのが特徴です。

※詳しいメカニズムについては、『男性ホルモンが抜け毛を引き起こす』をご覧ください。

30代の気になる抜け毛対策

AGA(男性型脱毛症)は、一度発症するとその進行を防ぐことはできませんが、治療と予防を心がけることで進行を遅らせることは可能です。治療法としては、「プロペシア」と「ミノキシジル」の処方が一般的です。これらは、日本皮膚科学会ガイドラインで「行うよう強く勧められる」とされるA評価を受けている治療薬です。

ただし、抜け毛には食生活や生活習慣、ストレスなども大きく影響することから、薬による治療だけでなく、生活の見直しも必要です。また、これは予防の観点からも有効であるため、抜け毛が気になりだす前に、できることから始めましょう。

●バランスのいい食生活を心がける
髪を健康に保つためには、栄養をバランスよく摂取することが重要です。そのうえで、毛髪を形成する必須成分である「ケラチン(タンパク質)」や、その合成を促進するとされる「ミネラル」を意識的に摂るようにしましょう。

※詳しくは『抜け毛を減らすための栄養素とは』をご覧ください。

●過度な飲酒と喫煙を避ける
アルコールとタバコは、体内(毛髪含む)への十分な栄養供給などを妨げる要因となります。飲酒はほどほどに、タバコは節煙や禁煙することをおすすめします。

※詳くは『抜け毛とお酒タバコの関係』をご覧ください。

●質のよい睡眠をとる
髪や皮膚の発育に必要な成長ホルモンは、睡眠時に多く分泌されます。そのため、髪の成長のためには、深く質のよい睡眠をとることが大切です。

●ストレスをためない
ストレスは血管を収縮させて血流を悪化させるため、溜めこむと毛髪に十分な栄養が行き届きにくくなると考えられています。抜け毛を予防するためにも、適度な運動やストレスを発散できる趣味を取り入れるなど、溜めこまない工夫をしましょう。

※詳しくは『ストレスが抜け毛を招くとされる理由とは』をご覧ください。

●正しいシャンプー法で洗髪する
まちがった方法で洗髪すると、頭皮と髪に悪影響を与える可能性があるので、正しい手順と方法で行いましょう。また、シャンプーなどのヘアケア用品を見直す必要もあります。市販されている「高級アルコール系」シャンプーは、洗浄力だけでなく頭皮への刺激も強いため、抜け毛が気になる方はアミノ酸系など、頭皮にやさしい洗浄成分が配合されたシャンプーを使用しましょう。

※正しいシャンプー方法については、『抜け毛を減らす頭皮ケアとは』を、頭皮にやさしい成分については、『抜け毛対策に効果的な成分とは』をご覧ください。

頭皮は髪を育む土壌です。正しいケアを心がけることで、抜け毛を予防しましょう。

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