ニキビの原因は細菌の繁殖と皮脂の過剰分泌

「ニキビとは」で説明した通り、ニキビは細菌が皮脂を栄養として繁殖し、炎症を起こすことによってできます。ですので、細菌が繁殖する原因と、皮脂が貯まる原因を解消すれば、ニキビは防ぐことができると言えるでしょう。

ニキビができる原因としては、肌が清潔に保たれていないということはもちろん、生活習慣の乱れやストレスが原因になることもあります。

また、ここでは基本的に「大人ニキビ」のできる原因を紹介します。大人ニキビと思春期ニキビについては、「大人ニキビと思春期ニキビの違い」で詳しく説明しています。

肌が不衛生

体から出てくる老廃物や、枕の汚れなどは細菌の大好物。清潔な肌には細菌は繁殖しません。また、ニキビの原因となる細菌は酸素を嫌う嫌気性の細菌のため、詰まった毛穴はとても快適な寝床になってしまいます。

洗顔をしっかりすることは大事ですが、洗顔料のすすぎ残しは逆効果。石鹸カスが毛穴を詰まらせ、細菌の繁殖を手助けする結果になってしまいます。洗顔料はしっかりすすぐようにし、シャンプーやリンスのすすぎ残しにも注意しましょう。

枕やタオルなど、顔に触れるものを清潔に保つことも重要です。おでこにかかっている前髪の汚れも原因になりますし、鼻や頬などを触る癖があると手の汚れがニキビの原因になることも。

ニキビがよくできる場所が限定されている場合は、できるだけその部分を清潔に保つようにしましょう。

生活習慣の乱れやストレス

暴飲暴食や寝不足、ストレスなどは皮脂の分泌が多くなり、ニキビのできる原因になります。

暴飲暴食によって皮脂の分泌が多くなったり、偏食によってビタミンCや食物センイが不足すると、ニキビ菌の繁殖が活発になってしまいます。

寝不足やストレスによっても皮脂の分泌は活発になります。生活習慣が乱れると、洗顔などもおざなりになってしまいがち。

仕事の環境などにより、なかなか難しい面もあるかもしれませんが、できるだけ規則正しい生活を心がけるようにしましょう。