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AGAとは?基礎知識から治療法まで解説
脱毛症にはさまざまな種類があり、その中でも頻度が高いとされるのがAGAです。AGAは、複数の原因が重なることで発症するとされています。ここでは、AGAの原因や治療法など基礎知識をドクター監修の記事で解説します。
脱毛症によって薄毛が進行すると、それがコンプレックスになり、生活に支障をきたす可能性があります。そうなる前に治療を始めることが大切です。また、AGAの原因を取り除くことで、AGAの発症や悪化を抑えることができるでしょう。具体的にどのような対策が必要なのか、AGAの症状や原因などとあわせて解説します。
AGAとは
AGAとは、「Androgenetic Alopecia」の略称で、またの名を男性型脱毛症と言います。
AGAの症状
髪は、一定のサイクルで発毛と成長、脱毛をくり返しています。髪は2~6年かけて成長し、2週間の退行期、3~4か月の休止期を経て自然に抜け落ちます。AGAになると、成長期が短縮されてしまい、髪が十分に成長する前に抜け落ちてしまうのです。AGAは、前頭部の生え際や頭頂部の髪が薄くなることが特徴です。一般的に、思春期以降に起こるとされており、20代など比較的若い世代の人にもみられます。
AGAの原因
AGAは、男性ホルモンが5α-リダクターゼの影響を受けて変化したジヒドロテストステロンが、毛母細胞に作用することで引き起こされます。男性ホルモンは健康な人の身体には必ず存在するものであるため、AGAを完全に防ぐことはできません。
AGAの予防法
AGAの原因はジヒドロテストステロンですが、生活習慣や食生活、ストレスや睡眠不足などによっても脱毛が進行します。そのため、ジヒドロテストステロンだけが原因ではなく、複数の原因が複雑に絡み合うことにより、脱毛が起こると考えられています。つまり、生活習慣や食生活を整え、十分な睡眠をとりストレスが少ない生活をおくることで、AGAの発症を防げる可能性があるのです。
まずは、適切なシャンプーを使用して、頭皮をケアしましょう。強力な洗浄力を持つシャンプーを使用すると、頭皮を保護している皮脂まで洗い流されてしまうので、乾燥しやすくなります。頭皮が乾燥すると、頭皮をうるおわせようと皮脂が過剰に分泌されます。
過剰に分泌された皮脂が頭皮につまり、トラブルを引き起こして脱毛を招く可能性があるのです。そのため、適度な洗浄力を持つアミノ酸系の洗浄成分が含まれたシャンプーを選ぶことが大切です。「ラウリル硫酸Na」や「ラウレス硫酸Na」などは肌への刺激が強いので、AGAの予防には向きません。
また、洗髪後はしっかりと頭皮を保湿することが脱毛の予防に繋がります。ドライヤーを近い位置からあてることで頭皮が乾燥しやすくなるので、ある程度離して当ててください。また、ヘアトニックなどでしっかりと頭皮を保湿することが大切です。
脱毛予防のためのセルフケア
血行不良は毛乳頭の機能の低下を招き、脱毛を促します。脱毛を防ぐためのセルフケアとして、頭をマッサージして血行を促進させましょう。また、シャンプーをするときにしっかりとマッサージをすれば、毛穴につまった皮脂も落とすことができるので、頭皮のトラブルの予防に繋がります。
AGAの治療法
AGAを根本から治すことはできませんが、できるだけ発毛しやすくなるようにすることは可能です。
薬による治療法
AGAの治療では、主にミノキシジルという成分を含む育毛剤が使用されます。ミノキシジルには、血行を促進させることで、毛根に十分な栄養を供給させる作用があるといわれています。また、毛乳頭細胞に作用することで、発毛しやすい状況をつくり、髪の毛の成長を早めることができるとされています。 また、ミノキシジルは刺激が強く、頭皮のかゆみなどの副作用があるので、そのような症状が現れた場合は使用を中止して医師に相談してください。
頭髪治療専門クリニックにおいては、5αリダクターゼ阻害剤を処方するのが一般的です。現在は、プロペシア(TypeII阻害剤)、ザガーロ(TYPEI,II阻害剤)の2種類の薬剤がAGA治療薬として承認されています。
治療を始めてからすぐに効果が現れる訳ではありません。個人差はありますが、早ければ治療を始めて1か月程度で効果を実感できるようになるといわれています。一般的には、3~6か月はかかるので、根気よく治療を続けましょう。また、早く効果が現れてほしいと思って必要以上に服用しても、効果が高まることはありませんし、性欲減退、勃起不全、女性化乳房などの副作用もありますので、必ず医師の指示に従うようにしましょう。
自毛植毛による治療法
AGAの治療には、自毛植毛という方法があります。自毛植毛とは、自分の健康な髪を毛包ごと移植する治療法です。自分の髪を使うため、植毛した部分の見た目に違和感がでる心配が少ない、特別なメンテナンスが不要といったメリットがあります。それに対して、複数回に分けて施術を受けることや、自毛植毛の量に限りがあるなどのデメリットもあります。
また、薬物療法と同様に保険適用外であるため、治療費が高額になります。薬物療法も自毛植毛も完璧な治療法ではないので、メリットとデメリットを比べて、自分に合った治療法を選びましょう。
治療したい場合はどこに行けばいい?
育毛専門クリニック
AGA治療を専門とする医療機関では、医薬品による治療を含め、最新の発毛医療を受けることができます。
育毛サロン
育毛サロンは医療機関ではありませんが、クレンジングや洗髪によって頭皮の環境を改善し、育毛剤等を活用して薄毛や脱毛のケアを行います。
皮膚科
皮膚科でもAGAの治療を受けることができます。薬による治療が可能ですが、一般的には、頭皮に有効成分を注入して発毛を促す治療は行われていません。
AGAの治療は完治を目指すというよりも、できるだけ進行を遅らせることが目的となります。AGAが進行すると治療の選択肢も自毛植毛などに限られてしまします。髪が薄くなってきたと感じたら、早めに対処することをおすすめします。
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