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無添加シャンプーとは

更新日:2017.05.31
公開日:2014.05.23
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この記事の監修者
赤坂ビューティークリニック 院長 青山秀和

「無添加」とは「表示指定成分が入っていない」ということです。「表示指定成分」というのは、化粧品に対して1980年に旧厚生省が定めた103種類の成分のことです。これらの成分が入っていなければ、「無添加シャンプー」を名乗ることができます。

「無添加」とは「表示指定成分が入っていない」こと

「無添加」と聞くと「安心・安全」、「健康によい」などの印象を持つ方も多いのではないかと思います。では実際には、どういったシャンプーが「無添加シャンプー」なのでしょうか。

「無添加」とは「表示指定成分が入っていない」ということです。「表示指定成分」というのは、化粧品に対して1980年に旧厚生省が「ごくまれにアレルギー等の肌トラブルを起こす恐れのある成分」として定めた103種類の成分のことです。これらの成分が入っていなければ、「無添加シャンプー」を名乗ることができるのです。

「無添加」だけでは安全とは言えない

上記のとおり、「表示指定成分」が定められたのは30年以上も前です。その後も、シャンプーに使用される成分は、無害・有害に関わらず、どんどん新しいものが開発されています。

現在、シャンプーに使用される化学成分は3000種類を超えるとも言われ、残念ながら人体に有害なものも増えてしまっています。

要するに、1980年に「表示指定成分」が制定された時点で存在しなかった成分であれば、何が入っていようと「無添加シャンプー」を名乗ることができてしまうというわけです。

ただ、「無添加」という表示があるからというだけで安全だと思い使用してしまうと、思わぬ頭皮トラブルや肌トラブルを起こしてしまう可能性があるのです。

しっかり成分表示を見て判断しよう

では、頭皮トラブルの原因となる成分を判断する方法はないのでしょうか?

2001年に薬事法が改定され、化粧品の「全成分表示」が義務付けられました。これにより、表示指定成分以外の成分も、全て記載されるようになりました。

それまでの薬事法は、厚生労働省による認可制だったため、新しくつくられた成分は有害だったとしても認可されてしまい、知らず知らずのうちに使用してしまっていた可能性がありましたが、現在は、消費者自身で成分表を見て判断できるようになったのです。

逆に言えば、「無添加」という言葉だけでは判断せず、パッケージや説明書の成分表示をよく読み、頭皮トラブルの原因となる成分を自分自身で判断する必要があるということです。

アレルギーや頭皮トラブルを起こす成分をしっかりと認識しておき、適切な判断を下せるように心がけましょう。

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