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子供のワキガには要注意

更新日:2016/12/09 公開日:2014/06/24

ワキガの発生の低年齢化が進んでいる

脇に集中的に存在し、ワキガの原因となる汗を分泌する「アポクリン汗腺」は、思春期の頃に成長・活性化します。したがって、ワキガの発生は思春期以降、というのが今までの常識でした。

しかし、近年では、食生活の欧米化などで子どもの肉体的な成長が早まり、ワキガの発生も低年齢化しています。早ければ、小学校低学年でもワキガが確認できることもあります。

子どものワキガはイジメの原因になってしまう

日本人はワキガの人が10〜15%程度と、ほとんどの人がワキガである白人や黒人に比べてその割合が少ないため、どうしてもワキガは「臭い」ものだという偏見ができてしまいます。それが子どもたちであればなおさらでしょう。これがイジメにつながってしまうことがあるのです。

大人ならワキガの存在も知っていますし、人から「臭い」と言われたら、治そう、改善しようと思えるはずです。しかし、子どもはなぜ自分が「臭い」と言われるのか理解できません。意味もわからず「臭い」と言われているうちにそれがトラウマになってしまい、登校拒否に陥ってしまう例もあるようです。

また、ワキガは「臭いもの」という偏見から、ワキガの人は「不潔」という印象を持たれてしまうことも多いようです。ワキガは体質であり、「不潔にしているとワキガになる」、「ワキガの人は不潔」というのはまったくの間違いなのですが、それを子どもに理解しろ、というのもなかなか難しい話です。

過剰に反応せず、やさしく見守ろう

自分の子どもがワキガでいじめられるのでは、と思うと、どうしても直接指摘して、無理矢理にでも消臭スプレーなどを使わせたくなるのも親心です。つい、「そのままじゃ臭いからこれを使いなさい」などと言ってしまうこともあるかもしれません。

しかし、親がそうやって過剰に反応すると、逆に子どもが「自分は臭いんだ」という認識をしてしまいます。そうなってしまうと、上で説明した子ども同士のいじめと、大差はありません。親に対してもトラウマを持ってしまうと、その後の対処はさらに難しくなってしまいます。

子どものワキガに気づいたら、まずは子ども自身が自分の臭いに気づくまで、やさしく見守りましょう。その中でも、洗濯にデオドラント効果のある洗剤を使う、子どもが洋服を着る前に衣類用の消臭スプレーをしておくなど、ワキガを抑えるためにできることはあります。

子どもが自分のワキガに気づいたら、相談してくることもあるでしょう。その時にはしっかり話を聞き、アドバイスをしてやりましょう。その時のために、ワキガ対策の知識を貯めておくのも親としてできることの一つと言えるのではないでしょうか。

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