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敏感肌でも使えるパックの選び方と注意点
カミソリ負けしやすい、化粧水などでかぶれたことがある…そんな敏感肌でも使える「パック」にはどのようなものがあるのでしょうか。ここでは、敏感肌におすすめのパックの選び方から使用上の注意点、パッチテストの方法まで、ドクター監修の記事でご紹介します。
男性でも、肌のお手入れにぜひとり入れたい「パック」。しかし、肌に長い時間乗せるパックは、もし肌にあわなかったらどうしよう…と、敏感肌の人は不安になってしまいますよね。敏感肌の人でも使えるパックは、どのようなものがあるのでしょうか。ここでは、敏感肌のパックの選び方と注意点、自分でできる簡単なパッチテストの方法をドクター監修の記事で紹介します。
敏感肌かどうかの見分け方
敏感肌とは、ちょっとしたことで、肌が炎症を起こして赤くなったり、ピリピリとしみたり、かぶれるなど、名前の通り刺激に敏感に反応してトラブルを起こしやすくなっている肌のことです。カミソリ負けしやすい、化粧水や乳液が肌に合わず炎症を起こしたことがある、という経験がある方は敏感肌の可能性が高いといえるでしょう。
男性には手軽なシートマスクがおすすめ
化粧水や乳液といった日々のお手入れに加えて、定期的なスペシャルケアとしてパックをとり入れてみてはいかがでしょうか。パック、ピーリング、マッサージ、フェイシャルエステ、鍼…さまざまなケア方法がありますが、手軽にケアができるシートマスクが特に男性に人気があるようです。
簡単に使えるうえに、1度の使用でも肌がモチモチになれることから、年齢を問わずとり入れる人が多いシートマスク。週に1~2回の使用でも、続けることで肌の変化を感じられます。季節の変わり目で乾燥や肌質が気になる場合は、毎日使っても大丈夫です。
パックを使う際の注意点
パックをしたまま寝るのはNG
美容液がひたひたに浸ったシートタイプのパック。顔からはずした後でも、まだ美容液が残っていて捨てるのがもったいないと思ったことはありませんか。「パックしたまま眠ればもっと効果があるかも」と、ついつい睡眠中もパックをしたままの方もいるかもしれません。
しかし、シートタイプのパックをしたままの睡眠は、美容に逆効果なので注意が必要です。顔に乗せたままの乾いたパックは、肌の水分を奪ってしまいます。説明書の使用時間を守って、顔にパックを乗せたまま寝ないようにしましょう。
パックする前に洗顔を忘れずに
パックをする前に洗顔で汚れを取っておくと、化粧液が肌に届きやすくなり、より効果が期待できます。パック後に赤みやかゆみなどが生じるのを防ぐため、パック直前の入浴や運動は控えるとよいでしょう。
パックの再利用はNG
シートマスクのような、使用後にはがすタイプのパックを再利用するのはNGです。一度使ったシートマスクは1回限りで捨てましょう。
夏の保湿パックは要注意
また、汗が出ているときや汗をかくことが多い夏の保湿パックは避けた方がよい方もいます。保湿パックで肌の保湿力が高まると、肌はより水分をとり込もうとします。すると、角質層は汗やパックの美容液などで水浸し状態に。土砂崩れのように角質層の構造が崩れ、角質がはがれやすくなるので、いつも冷房がかかっている空間にいて乾燥している方以外は注意が必要です。
肌が荒れているときのパックはNG
肌荒れや湿疹、肌が炎症を起こしているときも、せっかくの美容成分が刺激となって症状を悪化させる場合もあります。症状が落ち着いてから、パックをしましょう。
敏感肌のパックの選び方
毛穴パックやピーリングはNG
そもそも多くの敏感肌の原因は、「角質層」にあります。角質層は、肌の内側から水分が蒸発するのを防いだり、外側から紫外線やほこり、細菌、ウイルスなどの刺激物が体内に入るのをブロックしたりするバリアとして機能しています。しかし、うるおいが不足しているとバリアとしての役目が果たせず、刺激物の侵入を防げなくなってしまうのです。そのため、角質層をむりやりはがす「毛穴用シートパック」や「ピーリングパック」の使用はあまりおすすめできません。
うるおいを補給するパックはOK
敏感肌の改善には、角質層にうるおいをとり戻すことが不可欠です。そのため、セラミドなど角質層を保護する成分が含まれた「保湿パック」は、肌本来のバリア機能を整えるために有効だと言えます。
刺激が少ないパックがおすすめ
肌への刺激を最小限におさえたいなら、無香料、無着色、無鉱物油、アルコールフリー、パラベンフリーなど、無添加のものを選ぶことをおすすめします。
パッチテストの方法は?
どんなに安全といわれている成分であっても、肌に合う・合わないは人によって異なります。シートパックをする前に化粧液を少し指にとってあごの下など目立たないところにつけ、赤くなったり、かぶれたりしないかパッチテストをして確認すると安心です。また、アレルギー体質やアトピー性皮膚炎の方は、事前にかかりつけの医師に相談をするとよいでしょう。
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