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もうガマンできない!頭皮湿疹・皮膚炎の原因と改善方法

更新日:2016.12.09
公開日:2014.12.26
ドクター画像
この記事の監修者
赤坂ビューティークリニック 院長 青山秀和

放っておくと、症状が悪化してしまうケースの多い頭皮湿疹や皮膚炎。日常生活の中での原因を突き止めたうえで、医療機関できちんと治療を受けることが大切です。ドクター監修のもと、それぞれの症状の原因と改善方法をご紹介します。

種類別頭皮湿疹の原因

・ 脂漏性皮膚炎
頭皮やおでこ、鼻の周りなど皮脂の多い部分に、ベタつきやかゆみ、腫れや発疹が現れます。原因は、カビの一種であるマラセチア菌が皮脂の多い部分で過剰繁殖し、皮脂を分解するときに、皮膚が刺激されて炎症を起こしてしまうためです。

・接触性皮膚炎(かぶれ)
外的刺激が皮膚に触れることで、赤みを帯びた斑点や盛り上がった発疹、水疱などができます。刺激となる物質は人によって異なり、シャンプー、整髪剤、衣類などさまざまです。

・アトピー性皮膚炎
頭皮がカサカサとして、発疹や炎症が現れます。体質的にアトピー性皮膚炎の人は、皮膚が乾燥しやすく肌が刺激に弱いため、外的刺激を受けることで、症状が出やすくなります。

種類別頭皮湿疹の改善方法

頭皮湿疹の改善、予防にはそれぞれに適した処置を行うことが重要です。

・脂漏性皮膚炎
脂漏性皮膚炎は再発・慢性化しやすいため、きちんと治療を受けることが重要です。また、生活習慣を見直すことで、予防することができます。食事では油っこいものを控える、ビタミンBを摂取するなどバランスのよい食事を取りましょう。

他にも睡眠をよく取り紫外線を避け、ストレスを溜めないことも重要です。また、洗浄力の強いシャンプーは余分な皮脂まで洗い落としてしまい、逆に体内では皮脂を過剰に分泌させてしまいます。洗浄力の弱いものを選び、頭皮の洗い方も見直しましょう。

・接触性皮膚炎(かぶれ)
外的刺激が原因炎症を起こしてしまうため、まずは、刺激の原因となるものを見つけます。整髪料やシャンプーなどが原因の場合は、すぐに使用を控えましょう。治療には、皮膚の炎症を抑えるステロイド外用薬などの塗り薬を使用しますが、かゆみが強い場合はかゆみを抑える抗ヒスタミン剤を服用するのが効果的です。

・ アトピー性皮膚炎
体質的な問題もあり根本的改善が難しいので、症状が出たらすぐにドクターに相談しましょう。治療では、炎症を起こした場合はステロイドの塗り薬、ステロイド以外の免疫抑制薬の塗り薬などを使用します。日常生活では、肌に刺激の少ないシャンプー・リンス、整髪剤など、自分に合うものを選ぶことが必要です。また、アトピー体質の人は皮膚が乾燥しやすいため、十分な保湿を心がけるようにしましょう。

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