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口内炎を治す飲み薬とは

更新日:2017.04.19
公開日:2014.12.26
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この記事の監修者
ガーデンクリニック 顧問指導医 大庭英信

口内炎の薬には、いろいろなものがありますが、飲み薬の場合は、ビタミン剤を用いるのが一般的です。そこで今回は、ビタミン剤の口内炎への効果や、口内炎治療でビタミン剤を利用するときの注意点などをご紹介していきます。

口内炎の飲み薬はビタミン剤

口内炎を治す薬には、いくつか種類がありますが、飲み薬の場合は、ビタミンB2やB6を配合した「ビタミン剤」が用いられることが多いようです。ビタミンB2やB6は、どちらも皮膚や粘膜の健康維持に欠かせないビタミンで、不足すると、口内炎ができやすくなります。

ただしビタミン剤は、体に取り込まれてから、全身に作用するので、口内炎に直接作用するわけではありません。また、ビタミン剤で効果があるのは、ビタミン不足が原因の口内炎だけです。ビタミン剤を飲んでも、口内炎が改善しないという人は、ほかの原因で口内炎になっている可能性が高いので、治療法を変えてみましょう。

ビタミン剤で効果がないなら

口内炎は、何らかの原因で口腔内に細菌やウイルスが増殖し、炎症を起こすことで発症します。このため、口内炎を治すためにいちばん大切なのは、口の中を清潔に保つことです。

口内炎を早く治したいのなら、食後の歯磨きを徹底し、雑菌が繁殖するのを防ぎましょう。また、殺菌効果があるうがい薬やアルコールフリーのマウスウォッシュなどを使って、口の中を定期的に殺菌するのも効果的です。うがいは、毎食後だけでなく、起床直後や帰宅後、寝る前などにもすると良いでしょう。

そして、うがいをするときは、喉でうがいをするのではなく、口内炎の患部を洗浄するような感じで、ブクブクうがいをすること。1回につき、20秒ほどのブクブクうがいを、3回繰り返し行うのがオススメです。

ただし、口の中に傷がある場合は、殺菌成分が細胞にダメージを与えてしまい、傷の修復を遅らせる可能性があります。うがい薬やアルコールフリーのマウスウォッシュでうがいした後は、水でもう一度うがいをし直したほうが良いでしょう。

セルフケアを行っても、口内炎がなかなか改善しないという場合は、ほかの病気の可能性もあります。一度、耳鼻咽喉科などの病院に行って、医師に相談してみましょう。

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