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髪にハリとコシを与えるシャンプーの選び方
シャンプーの成分に「ラウリル硫酸」や「スルホン酸」などが入っていれば、それは頭皮や髪の健康にあまりオススメできません。ハリ・コシのある健康な髪を手に入れるためのシャンプーの選び方を専門家監修のもとで説明します。
なんとなく髪に元気がない、なんだかペタンとしているなど、ハリ・コシ不足の髪は、表面を覆うキューティクルが乱れていて、髪にダメージが生じている状態です。今回は、髪にハリ・コシがなくなる原因や、髪にハリ・コシを与えるオススメのシャンプーの選び方をお伝えします。
頭皮が乾燥してしまう原因
頭皮が乾燥するのは、髪を洗いすぎて、バリア機能を維持するために必要な皮脂や角質層の細胞間脂質、保湿因子まで洗い流してしまっている可能性があります。かゆみが気になるからといって、1日に何度もシャンプーをしたり、爪を立ててゴシゴシ頭皮をこすりながら洗ったりするのは止めましょう。また、使っているシャンプーの洗浄力が強すぎる可能性もあります。一般的なシャンプーではなく、アミノ酸系のシャンプーや無香料・無着色の無添加シャンプーなど、洗浄力がマイルドで、刺激が少ないものに変えてみると良いでしょう。
不規則な生活習慣は髪によくない
髪は身体の一部です。そのため、健康を損なうと皮膚や内臓に影響がでるように、髪にも影響がでます。まずは、健康な髪を保つために気をつけたい生活習慣のポイントを、しっかり押さえましょう。
・食生活…身体に必要な栄養素が不足すると、髪に栄養がいきわたらなくなります。
・睡眠不足…髪は夜に成長するため、睡眠不足は毛髪が太く長くなるのを妨げます。
・ストレス…頭皮の血行を悪くする原因になります。
・飲酒…肝臓が弱ると、髪の主成分であるタンパク質が生成されにくくなります。
・喫煙…頭皮の血行を悪くする原因になります。
・運動不足…筋肉量の低下により血行不良が起こりやすくなります。
ライフスタイルを見直し、毛髪のためによくない習慣は改善するよう心がけましょう。健康的な生活を送れば、自ずと髪の健康も維持されます。
ハリ・コシにオススメのシャンプーとは
最近はさまざまなシャンプーが並んでいますが、価格が安いものの中には肌や髪の健康に影響を与える「界面活性剤」が配合されているものが多いです。シャンプーの成分を確認して、「ラウリル硫酸」や「スルホン酸」などが入っていれば、それは頭皮や髪の健康にあまりオススメでないもの。ハリ・コシのある健康な髪を手に入れるためには、低刺激で頭皮や髪にやさしい「アミノ酸系シャンプー」を選びましょう。
さらに、髪の強さをサポートするケラチンや潤いを与えるコラーゲンなどが配合されたものを選ぶと、さらに頭皮や髪を元気にしてくるでしょう。
ハリとコシを与えるシャンプーの方法
シャンプー選びのほかに気をつけたいのが、シャンプーのやり方です。汚れをしっかり落としたいからとゴシゴシ洗っていては、頭皮を傷めてしまいます。指先でやさしくマッサージをするように洗い、洗浄成分が頭皮に残らないように、しっかりとすすいでください。洗髪後はドライヤーで根元から乾かしますが、その際もドライヤーが頭皮や髪に近過ぎるとキューティクルを傷めてしまいます。熱すぎない距離を保って乾かしましょう。髪は肌と同じように、加齢や環境などによって元気がなくなってくるもの。毎日の洗髪で労ってあげて、元気を取り戻してあげてください。
ワックスを落とすには
ワックスを落とすために、毎回シャンプーで2度洗いをしている人もいると思います。しかし、頭皮にやさしいアミノ酸シャンプーならまだしも、高級アルコール系シャンプー(一般に販売されているシャンプーのほとんどはこれです)や石鹸シャンプーで2度洗いすると、頭皮の皮脂を落としすぎてしまったり、髪のキューティクルを剥がしてしまう原因になります。頭皮と髪に負担をかけず、ワックスを洗い落とすオススメの方法は、シャンプー前にリンスやトリートメントを頭皮と髪になじませることです。リンスやトリートメントには油が配合されており、この油がワックスを落としやすくします。
洗い方は簡単です。まずいつも通り髪の毛をぬるま湯で予洗いし、その後でリンスやトリートメントを髪全体に馴染ませます。馴染ませているうちにワックスが乳化して、髪の毛がほぐれていくのが手触りでわかります。ワックスが乳化し髪がほぐれたら、髪全体をしっかりと洗い流し、あとはいつも通りシャンプーするだけです。リンスやトリートメントのすすぎ残しがあると泡立ちにくくなりますので、シャンプー前にしっかりと落としておくようにしましょう。
オイルを使った頭皮マッサージ
マッサージは洗髪前の髪が乾いている状態で行います。事前に、ブラッシングで頭皮の汚れを浮かせておきましょう。
(1)頭皮をオイルでマッサージ
頭皮に少量ずつオイルをつけて、指のはらでやさしく頭皮を揉み込んでいきます。こめかみの部分や、後頭部の首筋の部分などに行うと効果的です。
(2)ホットタオルで保湿
電子レンジなどを使用してホットタオルを用意し、頭に巻いて15分〜20分ほど保湿します。くれぐれもやけどには要注意です。
(3)シャンプーでオイルをしっかり落とす
最後にやさしくシャンプーし、しっかりとオイルを洗い流します。リンスやトリートメントは不要ですが、使用する場合はすすぎを十分に行いましょう。
頭皮のオイルマッサージは、週に1度くらいの割合で行うと効果的です。
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