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頬の毛穴と角栓の特徴
頬の毛穴が広がってしまうのは、肌のたるみが原因であるケースが多いといわれています。そこで今回は、頬にできやすい「たるみ毛穴」の特徴や、肌のハリや弾力を保ち、たるみ毛穴を予防、改善する方法をご紹介していきます。
頬にできやすい「たるみ毛穴」とは?
鼻の毛穴が目立ちやすいのは、過剰に分泌された皮脂と古い角質が混じり合って角栓になり、毛穴に詰まりやすいからですが、頬の場合は、肌のたるみが原因で、毛穴が大きくなりがちです。
肌には、上から「表皮」「真皮」「基底層」という3つの層があり、真ん中の真皮層は、肌のハリや弾力を支える土台になる部分です。真皮の約の70%は、コラーゲンによって占められており、このコラーゲンの繊維が、真皮内に網目状に張り巡らされていることで、肌に弾力がもたらされています。
しかし、加齢に伴って、毛穴の周りの真皮にあるコラーゲンが減少してくると、肌の弾力が損なわれ、毛穴を支えるのが難しくなってきます。すると、重力の影響で毛穴が垂れ下がってしまい、広がって見えるようになるのです。こういった“たるみ毛穴”は、鼻に近い頬の上のほうに現れやすく、縦長のしずく型をしているという特徴があります。
毛穴に詰まった皮脂がたるみ毛穴をつくる
毛穴の周りの皮膚がたるみやすい原因は、毛穴に詰まった皮脂が酸化されると、肌を老化させる「過酸化脂質」に変化してしまうからです。このため、これ以上皮膚をたるませないためには、ティッシュやあぶらとり紙を使って、こまめに皮脂を取り除く習慣を持ちましょう。また、朝晩の洗顔で、きちんと皮脂を洗い流すことも大切です。
たるみを予防、改善するスキンケア
肌の乾燥は、たるみを加速させてしまうので、洗顔後の保湿ケアも忘れずに行いましょう。コラーゲンの生成には、ビタミンCが関係しているので、「ビタミンC誘導体」入りの化粧水を使うのも良いでしょう。ビタミンC誘導体とは、水溶性ビタミンで化粧品として使用しにくく、肌にも吸収されにくい性質を持つビタミンCを、肌に入りやすい形に変えたもののこと。
いくつか種類がありますが、特に「リン酸アスコルビルマグネシウム」や「パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na(APPS)」は、皮膚への浸透率が高いといわれています。
また、顔の表情を大きく動かすエクササイズで表情筋を鍛えたり、フェイスマッサージで肌の重みとなるむくみを取り除いたりすることも、たるみ毛穴の予防や改善に効果的です。
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