美容・健康の悩みを少しでも解消し、前向きな毎日を提供する

更新日以降、情報の更新が停止しております。
内容が最新ではない可能性がございますので予めご了承ください。

包茎でかかりやすい病気とは

更新日:2016.12.09
公開日:2016.05.21
ドクター画像
この記事の監修者
松林景一美容クリニック天神 院長 松林景一

包茎の人は包皮と亀頭の間に汚れがたまりやすく炎症が起こってしまいます。包皮の炎症や亀頭の炎症だけでなく、性感染症や尿路感染症の原因にもなるので、亀頭周囲を清潔に保つことが大切です。必要な時は病院に行くようにしましょう。

包茎の人はどうしても陰部が不潔になりやすく、さまざまな病気に感染する可能性があります。どのような病気にかかりやすいのか、その症状はどのようなものがあるのでしょうか。

包茎の人がかかりやすい病気

亀頭包皮炎

亀頭包皮炎は亀頭の表面で細菌が繁殖してしまうことで炎症が起こる病気です。場合によってはかゆみがともなったり、亀頭や亀頭内板という亀頭を覆っている包皮の内側に痛みが出たり、膿が分泌される場合もあります。亀頭と包皮の間に垢がたまり過ぎると発症するので、入浴時にしっかりと洗い清潔に保つことが大切です。治療にはステロイドの軟膏の塗布を行います。

閉塞性乾燥性亀頭炎

慢性的な炎症により陰茎先端周辺の皮膚が硬くなる病気です。場合によっては尿道がふさがってしまい、排尿障害になります。亀頭包皮炎がくり返されることで包皮が硬く厚くなってしまうことが原因です。包茎の方は炎症をくり返し、包皮が分厚くなっているので包皮の入り口が狭くなってしまい、場合によっては真性包茎と同じ状態になってしまいます。その場合は外科処置を行います。尿路狭窄などの排尿障害がある場合は、尿道口を切開し、排尿しやすくするなどの処置が必要になるので、必ず泌尿器科のドクターに相談しましょう。

尿路感染症

尿路とは、腎臓で作られた尿が膀胱を通って外に排出されるまでの道のりです。この尿の通り道に細菌やウイルスが感染して病気になるのが尿路感染症です。陰茎が不衛生な状態になってしまうと細菌が繁殖してしまい、包皮と亀頭の間にいた細菌が逆に尿道へ入ってしまうのが原因です。尿路感染症は場合によっては腎臓本体にまで炎症を起こす可能性があるので注意が必要です。熱がある場合には血液検査や尿の検査などを行って病状を特定します。その後、薬を用いた治療を行います。

陰茎ガン

陰茎にガンが発生するのは非常にまれなことですが、恥垢や不衛生な陰部の状況でガンのリスクが上がっていきます。初期では自覚症状が乏しいので早期発見することは難しいですが、陰茎に違和感があったり、異常なしこりや瘤などの異常に気付いた場合には、泌尿器科に相談するようにしましょう。

性病・性感染症

包茎の人は性病や性感染症にかかるリスクも高くなります。亀頭が常に湿っている状態では粘膜が柔らかく傷つきやすくなっているので、さまざまな病気の原因になります。傷ついた粘膜では性病や性感染症の感染リスクが上昇するので注意しましょう。クラミジアや淋病などの性感染症は、女性に感染を広げてしまいます。自分だけの問題ではなく、パートナーにまで影響を与えてしまうので、病気にかかった時には注意しましょう。

包茎の人が病気になった時はどうしたらよい?

包茎の人がこれらの病気になった場合には、まず泌尿器科に相談しましょう。泌尿器科では性感染症だけでなくさまざまな包茎の対処方法もアドバイスしてくれます。包皮や亀頭の炎症の治療もできますので、恥ずかしがらずに相談をするようにしてください。

オススメ記事

スキンケア基礎講座