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シミの一種「そばかす」とは

更新日:2019.06.19
公開日:2016.05.20
ドクター画像
この記事の監修者
ミニマルクリニック(汗管腫&凹凸クリニック) 院長 中井正基

そばかすとは小児期から思春期にかけて目立つようになるシミの一種です。紫外線対策を行うことによって悪化を防ぐことができますが、遺伝的な側面が強いため、予防が大切です。今回はドクター監修の記事で、そばかすとは、遺伝とそばかすの関係、予防法・治療法について解説します。

シミの一種であるそばかすとは一体どのようなものなのでしょうか。

そばかすとは

そばかす(雀卵斑)とは、小児期より発生し、思春期の直前あたりで目立つようになる、シミの一種です。そばかすは、細かい褐色の色素斑で、鼻を中心に頬や額に左右対称にあらわれるのが特徴です。

原因としては、遺伝的な部分が強く、紫外線の一種であるUVBを浴びることによって悪化することが知られています。紫外線を多く浴びる夏季に増悪し、冬季にはターンオーバーによって軽快するといわれています。

色白の方に多いとされ、30歳を超えると薄くなることがあります。女性に多く、顔だけでなく、肩や胸、手の甲にもあらわれます。

遺伝とそばかすの関係

そばかすは遺伝的要因が強いシミです。遺伝によって生まれつき紫外線の影響を受けやすく、メラノサイトによるメラニン合成が活性化しやすいという性質を持っている場合、そばかすが発生しやすくなります。

夏季には紫外線量が増加するため、ターンオーバーによるメラニン排出が間に合わず、増悪しますが、冬季には紫外線量が減少するため、軽快します。このように1年をサイクルに増悪・軽快をくりかえすことが特徴です。

そばかすの予防法・治療法

そばかすは小児期~思春期にかけて目立つようになり、30歳以降は徐々に軽快するため、子供の頃の予防が大切です。また、クリニックによる治療では、レーザー治療によってそばかすを薄くすることができます。

そばかすの予防法

そばかすの予防法としては、紫外線対策を行うということが重要です。そばかすが悪化する原因としてはUVBがあげられます。UVBに対し適切な対策をすることが求められます。

日焼け止めクリームでは、UVBへの効果の高さを表す指標であるSPFを確認し、目的にあった日焼け止めクリームを選択することが大切です。

詳しくは『やっておきたい男のシミ対策』をご覧ください。

また、日焼け止め以外にも、日傘や帽子などの紫外線対策グッズも使用するとよいでしょう。

そばかすの治療法

そばかすの治療には主にレーザー治療が用いられます。レーザー治療では、一回の治療でそばかすをかなり薄くすることができます。狭い範囲であれば、一回のみの治療ですが、広範囲の場合には、ダメージを抑えるため、複数回の治療を行うことがあります。

また、レーザー治療を行うと、照射部分にかさぶたが形成されます。レーザーにより、メラニンの周辺の組織のみを破壊し、周囲の正常な組織は残った状態になります。この状態から、皮膚を新たに形成するため、かさぶたができます。

このかさぶたが取れるとそばかすが薄くなったことが実感できます。かさぶたが取れるまでには、ある程度の時間を要するため、スケジュールなどを担当の医師と確認してから治療を行うことをおすすめします。また、レーザー治療の場合保険適応外となる場合があるため注意が必要です。

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