美意識の高い男性が注目したことにより、男性向けのデザインも豊富になった日傘。2013年には「日傘男子」という言葉も流行語大賞にノミネートされました。日傘は、本当に紫外線やシミを防ぐことができるのでしょうか。
日傘にはどのような効果が見込めるのか?
日傘は、太陽光線から体を守り、日焼けや熱中症を防ぐことができます。
紫外線の防御効果は50%ほど
紫外線によって肌が炎症を起こすような日焼け(サンバーン)の対策としては、十分な効果が見込まれます。日傘が顔の近くにくるように持つと、より効果的です。
可視光線と赤外線は90%も避けられる
太陽の可視光線や赤外線は、日傘をさすことで9割も避けることができます。日焼けだけでなく、熱中症の予防にも適しています。
日傘をさすメリットは?
日焼け止めや帽子、サングラスにはない、日傘ならではのメリットがあります。
広範囲をカバーできる
帽子やサングラスよりも広範囲をカバーでき、肌の老化や白内障などの原因にもなる有害な紫外線(UV-B)を、効率よくブロックします。
男性の顔は、毎日のひげ剃りで、女性よりも肌にダメージを受けている場合があります。日焼け止めを塗ると刺激を感じる人、日焼け止めの感触が苦手な人にもおすすめです。
髪の毛を守ってくれる
帽子と違い、ヘアスタイルを崩さずキープできます。頭がムレる心配がなく、頭皮の健康を守るメリットもあります。
最近は男性用の日傘も販売されている
どのようなデザインの日傘があるのか
シャツの生地に多いストライプや、シャンブレー(霜降り風味の平織り)を使ったものが多い傾向にあります。また、実用性を求めたビジネスパーソンのスーツや、クールビズスタイルにも合うデザインがあります。
日傘を選ぶポイントは?
表の生地は薄い色で熱の吸収を抑え、内側は黒い生地で照り返しを防ぐタイプが主流です。
日焼けを防ぐためには、UVカット率が高いものを選びましょう。地上に届く太陽光線を100%カットする完全遮光日傘なら、暑さ対策にもなるのでおすすめです。
日傘以外のシミ対策
日傘以外のシミ対策には、「日焼け止め」、「紫外線を避ける工夫をした外出」、「服装」などが効果的です。詳しくは、『今さら聞けない、UVカットとは何のこと?』で解説しています。
シミ対策に有効なばかりか、ヘアケアにも一役買ってくれそうな日傘は、これからますます注目されるアイテムになりそうです。