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男も油断できない!シミができる原因

更新日:2018.09.12
公開日:2016.08.16
ドクター画像
この記事の監修者
赤坂ビューティークリニック 院長 青山秀和

シミは女性だけの悩み?そんなことはありません。油断している間にシミができてしまうと、周囲には急に老けた印象を与えてしまうもの。ここでは、ドクター監修の記事で、シミの主な原因と、簡単なシミ予防のケアについて解説します。

シミは男性にもできるものです。油断してシミができてしまうと、周囲には老けた印象を与えかねません。シミができる原因とケア方法について理解を深め、対策を始めましょう。

シミができる原因は?

シミは、紫外線、傷・ニキビ跡、加齢、遺伝、皮膚への過剰刺激、ストレスなどが原因となってできます。

紫外線

シミの主な原因は紫外線です。強い紫外線や長時間にわたり紫外線を浴びる生活を続けていると、メラニン色素を作りだすメラノサイトがダメージを受け、メラニン色素を過剰生産してシミになります。

傷・ニキビ跡

外傷、ニキビ跡、レーザー治療、アトピー性皮膚炎などによって、皮膚がひどく炎症した後、色素沈着を起こしてシミになることがあります。

加齢

40歳ごろから、日光が当たりやすい顔や腕などにシミができるようになります。これは、表皮の角化細胞(ケラチノサイト)の分裂速度が、加齢により低下することが原因。およそ1か月で行われる肌のターンオーバー(新陳代謝;細胞の生まれ変わり)が遅くなり、メラニン色素が蓄積することで現れます。

遺伝

小学生くらいのお子さんによく現れるソバカスが、遺伝によるシミの代表格です。正式名称は雀卵斑(じゃくらんはん)といい、鼻を中心として左右対称に小さい色素斑ができます。紫外線の影響によって色が濃くなったり、再発しやすかったりしますが、成長とともに軽快していくのが特徴です。

皮膚への過剰刺激

男性の肌は、ひげ剃りや過度な洗顔などにより、刺激を受けがちです。刺激によって炎症が起こると、メラニンが生成されシミの原因になります。また、女性ホルモンが影響するといわれ、女性に多いイメージの肝斑(かんぱん)ですが、男性に現れることもあります。そのため、肝斑の原因は、皮膚への過剰刺激が原因だとする説もあります。

ストレス

ストレスを感じると、自律神経のバランスが乱れます。すると、メラノサイト(色素細胞)を刺激するホルモンが増加。メラニンが多く生産され、シミができやすくなります。

シミを作らないためのケア方法

シミの予防に、簡単にできるケア方法を紹介します。

夏場は日焼け対策を怠らない

夏場は肌の露出が増え、紫外線を大量に浴びやすくなる時期です。日焼け止めは、顔や首、腕だけでなく、シミのできやすい背中も入念に塗りましょう。ベタつきが苦手な方は、ジェルタイプの日焼け止めがおすすめです。

また、帽子をかぶる、シャツのえりを立てる、などの対策も有用です。帽子はキャップではなく、全周に7cm以上のつばがついたタイプがよいでしょう。

傷やニキビ跡が残らないように気をつける

傷やニキビなどができ、炎症や化膿が起こると、肌に有害となる活性酸素が発生します。すると、活性酸素から守るために、肌はメラニンを過剰に生産。茶色い跡になってしまうことがあります。傷の治りかけをかきこわしたり、ニキビをつぶしたりしないように心がけましょう。

普段から肌の保湿をする

肌が乾燥していると、外的刺激の影響を受けやすく、炎症を招いてシミの発生につながります。ひげ剃りや洗顔の後は、しっかりと肌を保湿しましょう。化粧水だけではすぐに蒸発してしまうため、乳液やクリームをプラスして、水分を保持することが大切です。化粧水や乳液の機能が一つになった、オールインワンタイプもあります。

規則正しい生活を心がける

肌は、栄養状態や健康状態を反映します。野菜・果物の摂取が不足している方は、ランチ後のお茶やコーヒーを、野菜ジュースに替えてみてはいかがでしょうか。

また、睡眠時間は、成人で1日7~9時間が理想です。忙しく睡眠時間が確保できない方は、寝る直前のスマホやPC、テレビの視聴を避けて、寝つきをよくすることも大切です。

シミができたらしっかり治療を

シミにはあざや肝斑など多くの種類があり、その性質や濃さなどに合わせ、適切な治療法を見極めることがカギになります。治療法の選択を誤ると、効果が出ないばかりか、シミが濃くなる場合もあるのです。シミができてしまったら、肌へのダメージを最小限に抑え、適切な治療を受けるために、病院で診察を受けることをおすすめします。

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