洗顔料

脂性肌の人は、しっかりと汚れを落とそうとしてスクラブ入りやメントール配合の洗顔料を使いがちです。しかし必要以上に洗浄力や刺激が強い洗顔料で顔を洗うと、皮脂を落とし過ぎて肌が乾燥し、かえってベタつきが悪化してしまいます。余計な成分が入っていないシンプルな洗顔料を使うようにしましょう。

一般的に洗顔フォームよりも、固形石けんのほうが添加物や余分な油分などが入っていないものが多いのでオススメです。

化粧水

皮脂の分泌が活発だと、「乾燥知らずだから化粧水は必要ない」と思うかもしれません。でもベタつきは、肌が潤っているのとは違います。むしろ乾燥を防ごうとして、皮脂が過剰に分泌されている場合が多いのです。

ですから、脂性肌の人も保湿用の化粧水を使いましょう。さっぱりタイプのものなら、つけ心地がライトなのでオススメです。また脂性肌の人は、「ビタミンC誘導体入り」の化粧水を使うのも良いでしょう。

ビタミンC誘導体とはビタミンCを肌に浸透しやすい形に改良した成分で、皮脂の分泌を抑えたり、毛穴を引き締めたりする効果があります。ビタミンC誘導体には様々な種類のものがありますが、「リン酸アスコルビン」や「パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na（APPSもしくはアプレシエ）」が、特に肌への浸透性が高いのでオススメです。

美容液

美容液とは、肌に有効な成分が濃縮されたスキンケアアイテム。各メーカーがこぞって開発にしのぎを削っており、非常に高い効果や即効性が期待できるので、男性の皆さんも是非使ってみましょう。

美容液は目的に合わせて色々なものがありますが、脂性肌の人にオススメなのは「セラミド配合」の保湿用美容液です。セラミドとは、角質層の水分量を保持する「角質細胞間脂質」の成分の1つ。水分をサンドイッチ状に挟み込んで、しっかりとキープする性質があり、最強の保湿成分と言われています。

乳液・クリーム

乳液やクリームは、男性が省いてしまいがちなスキンケアアイテム。特に脂性肌の人はベタベタしそうな感じがして、使うことに抵抗を感じるかもしれません。でも化粧水や美容液だけでは、水分が蒸発してしまいます。

最後に乳液やクリームを使うことによって、それまでに与えた有効成分をしっかりと肌に閉じ込めましょう。乳液とクリームの違いは、一般的に油分と水分の配合のバランスの違いです。

両方を重ねて使う必要はないので、どちらか一方を使いやすさや好みに合わせて選びましょう。また乳液やクリームも美容液同様、セラミドが配合されているなどの保湿効果が高いもの、それでいてさっぱりしたものがオススメです。