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男のニキビの対処法(4)睡眠不足

更新日:2016.12.09
公開日:2014.04.22
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この記事の監修者
松下皮フ形成外科 院長 松下博明

睡眠不足はニキビの大敵。睡眠は身体を休めるのと同時に、身体に栄養を行き渡らせるという大事な働きがあります。睡眠が不足すると肌に栄養が行き渡らず、古い角質が生まれ変わるのが遅れ、ニキビができてしまいます。

睡眠不足

睡眠不足がニキビの原因に

睡眠不足はニキビの大敵。睡眠は身体を休めるのと同時に、身体に栄養を行き渡らせるという大事な働きがあります。睡眠が不足すると肝臓や腎臓などの内臓系に負担がかかり、睡眠時にはそちらの方に栄養を送るのが優先されてしまいます。

そうなると肌に栄養が行き渡らず、古い角質が生まれ変わるのが遅れてしまいます。その結果、古い皮脂が毛穴を詰まらせてしまい、ニキビができてしまうのです。

また、睡眠不足は便秘も引き起こします。これも肌には悪影響。便秘になると腸内で「活性酸素」と「悪玉菌」が増加します。活性酸素は非常に毒性が強く、身体の新陳代謝を阻害します。

もちろん肌の新陳代謝も例外ではありません。悪玉菌が出す毒素も腸内だけではなく身体中に影響を及ぼしますので、肌への悪影響も与えてしまうのです。

睡眠の取り方も重要!

睡眠時間は7~8時間が適切と言われています。もっと短い睡眠でも疲れが取れるという方もいらっしゃるでしょうが、肌にとっては不十分です。

睡眠の取り方も重要です。いくら十分な睡眠時間を確保していても、その取り方が不規則では意味がありません。不規則な睡眠は体内時計を狂わせ、免疫力を低下させてニキビの原因菌に対する抵抗力がなくなってしまいます。

また、夜10時~深夜2時の間は俗に睡眠のゴールデンタイムと言われ、この時間に深い睡眠を取ることで肌の新陳代謝の他にも疲労回復・脂肪燃焼・免疫力向上などに効果が望めます。

枕や布団は清潔に

規則正しく十分な睡眠は気をつけていても、意外と見落としがちなのが枕や布団などの汚れ。枕カバーや布団カバーなどを洗わずに使用していると、そこについた皮脂汚れが顔についてしまい、せっかくしっかり洗顔やケアをして、十分な睡眠を取っても台無しです。

枕カバーや布団カバーは毎日下ろしたての清潔な物を使い、布団も定期的にクリーニングに出すなど、睡眠環境にも気を配りましょう。

睡眠不足はニキビの原因になるだけではなく、他の様々な肌トラブルや疾患の原因にもなります。しっかりと規則正しく、質のよい睡眠を取り、健康的な身体づくりに取り組んでいきましょう。

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