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育毛の意味と、頭皮環境を整え髪を育てる育毛剤の効果

更新日:2016.12.09
公開日:2014.03.31
ドクター画像
この記事の監修者
松下皮フ形成外科 院長 松下博明

薄毛が気になったとき、まず思いつくのは育毛剤を使うこと。でも「育毛」とは、一体どういう意味なのでしょう?ドクター監修のもと、育毛の意味や心構え、頭皮環境を整えて髪の成長期を長くする育毛剤の効果などをご紹介していきます。

育毛

「育毛」ってどういう意味?

「最近、髪の薄くなってきた気がする」。そんな風に感じたら、まずは育毛剤を試してみようと思う人も多いのではないでしょうか。でも「育毛」とは一体どういう意味を指すのでしょう?

実は「育毛」という言葉に、厳密な定義はありません。多くの場合は、今ある髪の毛を健康に保ち、抜けにくい強い髪に育てるというような意味で使われているようです。

育毛剤の狙いは?

髪の一生は、「成長期」「退行期」「休止期」という3つの時期に分けられ、成長期のうちに、髪は太く、長く育っていきます。しかしAGAの(男性型脱毛症)になると、男性ホルモンの影響で成長期が短くなるので、髪がうぶ毛のような細く短い状態のまま抜け落ちたり、抜けた後に新しく髪が生えるまでに時間がかかったりします。

すると、少しずつ髪全体にボリュームがなくなり、頭皮が露出するようになるのです。育毛剤にはさまざまな効果のものがありますが、大きくまとめると、頭皮の環境を健康的な状態に整え、髪の休止期を短くし、少しでも成長期を長くすることを目的にしています。

育毛は気長な気持ちで

「育毛剤を使い始めたけど、全然効果がない」と、感じる方も多いかもしれません。残念ながら育毛剤は、即効性があるものではなく、効果を実感するのに最低でも6ヶ月程度はかかるのです。

なぜならば髪の毛は、うぶ毛の場合1ヶ月に1mm程度、成長した髪の毛で1ヶ月に1cm程度しか伸びませんし、休止期の毛母・毛乳頭が毛髪を生成するためには、一定の時間を必要とするからです。育毛は焦らず、気長な気持ちで、長く継続して取り組んでいくことが大切です。

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