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大人ニキビと思春期ニキビの違い

更新日:2016.12.09
公開日:2014.02.27
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この記事の監修者
東京警察病院 医師 澤田彰史

思春期特有のホルモンバランスの崩れによりできるニキビを、思春期ニキビと言います。対して、大人ニキビは、肌の衛生状態と、生活習慣の乱れやストレスが主な原因となります。

大人ニキビ

思春期ニキビとは

保健体育の授業などで学んだこともあると思いますが、思春期の男性は、性的に成熟し、体つきがより男性らしくなります。この子供から大人の体に変化していく期間を「思春期」と呼ぶのです。

この体の変化の過程で、テストステロンという男性ホルモンの一種がたくさん分泌されます。

実は、思春期ニキビの原因は、この男性ホルモン。テストステロンが分泌されると、筋肉が増大し、肩幅・胸郭が発達し、男らしい体になります。その反面、皮脂の分泌も多くなってしまうため、ニキビができやすくなります。

この思春期特有のホルモンバランスの崩れによりできるニキビを「思春期ニキビ」と言います。成長に伴うホルモンの過剰分泌なので、18〜20歳頃には自然とニキビができなくなる場合が多いようです。

思春期ニキビは放っておいても良い!?

大人になれば自然と収まるのなら、思春期ニキビはケアしなくても大丈夫?

いえいえ、ニキビはきちんとケアしないとどんどん進行し、皮膚を深く傷つけ、「ニキビ痕」として残ってしまいます。しっかりと予防し、もしできてしまっても、小さいうちに治してしまうのが大切です。

大人ニキビとは

10代にできるニキビを思春期ニキビと呼ぶのに対し、20代以降にできるニキビを「大人ニキビ」(またはアダルトニキビ)と呼びます。

思春期が終わってホルモンバランスが正常になっても、ニキビの原因菌であるアクネ菌は皮膚からいなくなるわけではありません。毛穴が詰まり、皮脂の分泌が増えれば、アクネ菌は大喜びで増殖を始め、ニキビをつくり出します。

大人ニキビは、肌の衛生状態と、生活習慣の乱れやストレスが主な原因となります。予防に勝る治療なし。まずは原因を断つことからはじめてみましょう。

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