内容が最新ではない可能性がございますので予めご了承ください。
カミソリ負けしたら?自分でできるケアと応急処置について
顔のカミソリ負けの主な原因と、すぐに始められるケア方法をご紹介します。また、カミソリ負けになってしまったときに効果的とされる外用薬であるステロイドの主な効用と注意点についてもドクター監修の記事でご紹介します。
カミソリ負けとは、カミソリによって皮膚の表面の組織が削れてしまって起こる皮膚炎と、その傷や毛穴からブドウ球菌などの細菌が侵入することで引き起こされる毛包炎(毛穴の炎症)のことを指します。口周りやあご付近に多く、皮膚のかゆみ、ひりつき、痛み、腫れが主な症状です。
多くの場合には適切なシェービングやスキンケアで改善しますが、敏感肌の人や髭の濃い人はカミソリの刺激が加わりやすいため、完治しにくいこともあります。
カミソリ負けの主な原因は身近にある
カミソリ負けしやすくなる主な原因を4つご紹介します。
シェービングフォーム不足・洗い落とし不足
シェービングフォームの量が不足していると、肌はカミソリ刃のダメージを受けやすくなります。また、シェービングフォームをきちんと洗い流さないと、ヒゲ剃り後の敏感な肌に余計な負担をかけてしまいます。
不衛生な道具・誤った使い方をしている
カミソリ刃を長い間交換していないのは危険です。カミソリが不衛生で菌の付着が多い状態だと、傷口から細菌の感染をおこしやすくなります。
ストレスや不規則な生活
ストレスや不規則な生活・偏った食事などで身体の抵抗力が下がると、ブドウ球菌などによる感染症が引き起こされやすくなります。ブドウ球菌は健康な皮膚にも生息していますが、抵抗力が落ちると繁殖しやすくなり、毛穴の炎症を起こしやすくなります。
保湿不足
カミソリ後の肌は非常に敏感。アフターケアをしないと乾燥し、肌荒れ(皮膚炎)の原因になります。また、乾燥により皮膚表面の免疫力が落ちるため細菌感染しやすくなります。カミソリ負け以外にも、肌荒れやニキビの原因になる場合もあります。
カミソリ負けを改善するためのケア方法
では、どうすればカミソリ負けを治すことができるのでしょう。基本的には、上記4点の原因を解消することで、症状は改善できると考えられます。
シェービングフォームをしっかり使い、逆剃りしない
シェービングフォームは、説明書に書いてある適正量を使用します。すでにカミソリ負けがある・敏感肌な方には、肌により負担の少ない泡状のシェービングフォームがおすすめです。ヒゲを剃り終わったあとは、しっかりシェービングフォームを洗い流してください。逆剃りは絶対にしないでください。ヒゲが濃く逆剃りしないとヒゲが剃りきれないという方は、ヒゲ脱毛も有効な手段です。
カミソリ用具は清潔に
できるだけで頻繁に水洗いもしくは消毒をしましょう。メーカーが推奨している交換期間を守りましょう。また、用具はなるべく風通しのよい場所に保管してください。煮沸などは刃の劣化につながるため、控えてください。
規則正しい生活で免疫力を高める
規則正しい生活・食生活で免疫力を高めることで、細菌に対する抵抗力が高まります。肌の炎症に効果のあるビタミンB群を積極的に摂取しましょう。ニキビができやすい人は普段からニキビのケアも重要です。ニキビに効果的な緑黄色野菜などを積極的にとり、過度の飲酒やスナック菓子、乳製品などのとりすぎを防ぐようにしてください。
ヒゲ剃り後、なるべくすぐに保湿をする
ヒゲ剃り後は、化粧水・乳液でしっかり保湿してください。保湿は洗顔後すぐに行うほうが、より効果が高まります。時間をおかず、すぐに保湿しましょう。各メーカーより、さまざまなアフターシェーブローションも販売されています。
アフターシェーブローションについて詳しくは、『アフターシェーブローションの選び方・使い方』の記事も参考にしてください。
皮膚科で適切な内服薬・外用薬の処方
カミソリ負けの症状が改善されない場合、皮膚科を受診しましょう。症状によっては、外用薬だけでなく、毛包の炎症をおさえるための抗菌内服薬を処方してもらえ、身体の外と中から症状の改善を行っていくことができます。
症状が重大・即効性を求める場合
ステロイド外用薬は、皮膚、毛包の炎症を非常に早くおさえることのできる、非常に効果が高い薬です。皮膚科で処方してもらうことができますが、一部の外用薬は薬局でも購入することが可能です。ヒゲソリ負けにステロイド外用薬を使う場合には使う部位や症状の判断が難しい上、ブドウ球菌などの感染症を悪化する可能性がありますので、皮膚科への受診をお勧めします。受診ができない場合には、市販の保湿剤(クリーム基剤)をいつもより多めに外用することで症状が改善することがあります。(ワセリンは毛包炎を悪化させる可能性がありますので、クリームをおすすめします。)また、抗生剤含有軟膏も皮膚炎が中心で、毛包炎の症状がない場合には効果がないばかりか薬にかぶれてしまうことがありますので、使用には注意が必要です。
オススメ記事
-
髭剃りで肌を傷つけないコツとは
髭剃りをして肌を傷つけてしまうと、赤くなったりヒリヒリしたり、ニキビや吹き出物ができるなど、さまざまな肌トラブルの原因となります。ドクター監修のもと、肌を傷つけない髭剃りのコツについてご紹介します。
-
間違った髭剃り方法
あなたは正しい方法で髭を剃っていますか?髭剃り負けをするなど、頻繁に肌トラブルが起こる場合は、髭剃りの方法が間違っている可能性があります。ドクター監修のもと、正しい髭剃りの方法をお伝えします。
-
正しい髭の剃り方
男性の日課とも言える髭剃り。剃り残しが気になったり、カミソリ負けをして肌が荒れたり出血したりと、トラブルはつきものですよね。ドクター監修のもと、髭の正しい剃り方と、剃りやすくするポイントをご紹介します。
-
深剃りするための髭剃りテクニック
理容室で髭剃りをしてもらうように、自宅でもキレイに深剃りできたら、つるつるでスベスベの肌に近づけます。ただ、無理な深剃りは、肌トラブルの原因にもなるので注意が必要。こちらではドクター監修のもと、肌を傷めない正しい深剃りテクニックを紹介します。
-
ヒゲ剃りを使った正しいヒゲの剃り方と手入れの仕方
近年、ヒゲを生やす男性が増えています。伸びたヒゲの手入れを工夫すれば、誰でもおしゃれなヒゲスタイルが実現できます。ドクター監修のもと、ヒゲの剃り方やデザインの作り方を解説した後、肌が受けるダメージについても記載します。
-
早く治したい!カミソリ負けした時の薬の種類と選び方
カミソリ負けになってしまったら、1日も早く症状を抑えたいものです。カミソリ負けの治療は、患部への薬の塗布が一般的。市販のものを使う場合、皮膚科で処方してもらう場合で、注意点を紹介していきます。
-
カミソリ負けのケアの仕方
カミソリ負けを早く治したいからといって、手元にあるニキビやアトピー性皮膚炎の常備薬を塗ってしまうと、逆に悪化させてしまう危険性があります。家庭にある医薬品でカミソリ負けにオススメなのは、オロナインです。
-
髭剃り跡の対策方法
髭が濃い男性ほど、髭を剃った跡が青く見えるものです。また、肌色が白い男性も青さが目立ちます。髭剃り跡が青く見える理由と、髭剃り跡をできるだけ目立たなくする方法をドクター監修のもと紹介します。
スキンケア基礎講座
- ED
- ED
- うつ・ストレス・不眠
- ダイエット
- ニュース
- インタビュー
- トピックス
- メンズライフコンテンツ
- ヒゲ
- ヒゲ剃り
- ヒゲ剃りアイテム
- メンズライフ
- タイアップ一覧
- タイアップ一覧
- ワキガ・体臭・ニオイ
- 包茎
- 審美歯科
- 早漏
- 汗の悩み
- 多汗症
- 男のスキンケア講座
- シャンプー
- メンズコスメの基本
- 保湿
- 洗顔
- 紫外線対策(UV対策)
- 男の美容悩み
- 男の肌トラブル
- 美容整形
- 肌タイプ
- 脱毛
- 頭皮ケア
- 髪の悩み
- 髪をつくる
- 髪を生やす