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AGA(男性型脱毛症)の病院での治療方法とは

更新日:2016.12.09
公開日:2014.04.22
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この記事の監修者
松下皮フ形成外科 院長 松下博明

AGA(男性型脱毛症)の病院での治療方法で最も一般的なのは薬の処方です。AGA以外に頭皮トラブルなども起こっている場合、そちらも同時に治していく必要があります。ここでは、医師の監修のもとAGAを専門に扱う病院での治療の流れをご説明します。

AGAの治療方法

AGAの治療方法とは

AGA(男性型脱毛症)の病院での治療方法として、最も一般的なのは薬の処方です。AGAの治療薬として内服薬である「フィナステリド」があります。これは日本では2005年に認可された成分で、医師の処方が必要なため、薬局やドラッグストアでは販売されていません。

AGAの治療を専門としていない皮膚科や内科では、簡単な問診とフィナステリドの処方のみしか行われない場合が多いようです。

AGAのみであればこの薬だけでも改善が期待できますが、頭皮トラブルなども合わせて起こっている場合、そちらも同時に治していく必要があります。次では、AGAを専門に扱う病院での治療の流れをご説明します。

AGA専門治療の一般的な流れ

・カウンセリング

まずはカウンセリングを行い、その人の頭髪の悩みや現状について、実際の治療内容や治療費などが説明されます。このカウンセリングは無料で行われている場合も多く、納得した上で治療に進めるようになっています。

・診察

カウンセリングを受け、治療に進む前に問診や視診・触診により、AGAの状態や進行度、他の頭皮トラブルが起こっていないか、さらには身体の健康状態などの診察を行います。

薄毛はAGAだけではなく、他の頭皮や身体のトラブルも合わさり悪化していることがあります。頭髪専門の病院ではこれらも考慮に入れ、その人に合わせた治療へ進みます。

・血液検査

フィナステリドの効果があるか、また、身体への影響はないかを血液検査で判定します。血液検査ではなく、毛髪を採取して検査するところもあるようです。

・薬の処方

血液検査で問題がなければ、診察をもとにその人にあった薬の処方が行われます。フィナステリドのほか、外用薬であるミノキシジルや、頭皮トラブルがある場合は抗炎症剤・ビタミン剤なども同時に処方されます。

・頭皮ケア

こちらは必要に応じてということになりますが、発毛促進のための頭皮ケアを行ってくれる病院もあります。これにより、薬による治療がより効果的になります。

・経過観察

1ヶ月~3ヶ月に一度の頻度で通院し、頭部撮影や診察を行い、薬の効果がきちんと現れているか経過観察を行います。これを行うことでより自分に合った治療方法への改善や転換が可能になります。

全体の治療期間は、1年~2年程度が多いようです。AGAの初期段階であれば、それより短く終わることも多いのだとか。少しでも気になり始めたら早めにカウンセリングを受けてみることをオススメします。

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