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洗顔料って弱アルカリ性の方がいいの?

更新日:2017/05/17 公開日:2014/09/29

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肌にやさしい「弱酸性」ってよく宣伝しているけど…

人間の肌のpH(酸性とアルカリ性の強さを示す単位)は弱酸性に対して、石鹸のpHは弱アルカリ性です。2000年以降から、肌と同じ弱酸性に調整された洗顔料やボディーソープが登場し、肌にやさしいことから瞬く間に消費者に広まりました。確かに、肌が弱酸性なら、弱アルカリ性の洗顔料を使うのはよくない気がします。

しかし、基本的に洗顔料は弱アルカリ性の方がいいといわれています。ただし、肌環境は人それぞれなので、弱酸性の洗顔料を使った方がいい場合もあります。まずは、なぜ弱アルカリ性の方がいいのか、その理由を説明しましょう。

弱酸性の洗顔料では、汚れを落としきれない可能性がある

弱アルカリ性の洗顔料の長所は、汚れ落ちがいいところです。弱酸性の洗顔料は、肌への刺激が少ない分、洗浄力も弱いため、余分な皮脂や角質を落としきれないこともあります。余分な皮脂や角質を肌に残してしまうと、ニキビやシミ、黒ずみなど様々な肌トラブルの原因となります。

しかし、弱アルカリ性の洗顔料で肌を洗うと、肌が弱アルカリ性に変わってしまうという懸念をお持ちの方もいるでしょう。しかし、肌は元々、中和能力が備わっており、弱アルカリ性の洗顔料で洗っても、15分ほどで元の弱酸性に戻りますので、安心してください。

敏感肌の人は、弱酸性の洗顔料を使いましょう

ただし、敏感肌の方は、アルカリ性を中和する能力が十分に働かず、弱アルカリ性の洗顔料による刺激を強く受けてしまう場合もあります。

敏感肌の人は、弱酸性の洗顔料を使うのもよいですが、汚れをしっかりと落としたい!という時は、弱アルカリ性の洗顔料で洗った後に化粧水を使うのをオススメします。化粧水のpHは弱酸性なので、弱アルカリ性になった肌をすぐに中和してくれます。

敏感肌と同様、肌がまだ成長しきっていない赤ちゃんや幼い子どもも、弱アルカリ性の洗顔料だと刺激を受けやすいと言えます。赤ちゃんや幼い子どもがいるご家庭では、弱酸性の洗顔料やボディーソープを用意しておくとよいでしょう。

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