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顔や体のシミ対策に効果的な美容液の選び方

更新日:2023.06.05
公開日:2014.12.08
ドクター画像
この記事の監修者
メンズスキンケア大学編集部

顔や体のシミは、長年浴びてきた紫外線により生まれる、肌悩みの中でも特に根深いものです。ドクター監修のもと、「美白有効成分」の種類や美白美容液の使い方、シミの改善におすすめの方法について解説します。

シミは男性にとっても悩みの種

ふと鏡を見ると、頬にうっすらとシミが、ということはありませんか?今や男性でもスキンケアをする時代になったとはいえ、やはり今でも根強く肌悩みの上位にあるのが、「シミ」なのです。周囲に老けた印象を与えかねないシミを、美容液で対策することはできるのでしょうか。

シミができる原因

シミのできる原因は、主に紫外線。とくに男性は、毎日メイクをして肌を守っている女性とは違い、日中をすっぴんで過ごす人が多いと思います。シミができる原因は、男性も女性も同じですから、メイクをしていない分、男性の方がよりシミができやすい状況にあると言えるでしょう。

そのほかにも、傷やニキビ跡などの炎症によって起きる色素沈着や、加齢によって肌の細胞の生まれ変わりであるターンオーバーが遅くなること、皮膚への過剰な刺激やストレスなどがシミの原因となりえます。

シミの詳しい原因については、『男も油断できない!シミができる原因』で解説しています。

シミがない肌をつくるには、まず日頃の紫外線対策と紫外線ケアが大切です。日中は日焼け止めをきちんと塗って、夜はシミをケアするスキンケアを行いましょう。

シミ対策の美容液選びのポイント

シミのケアとは具体的にどのようなことをすればいいのでしょうか。それは、シミに効果を発揮してくれる「美白有効成分」が配合された美容液を選ぶことです。

「美白有効成分」とは、厚生労働省が「メラニンの生成を抑えシミ・ソバカスを防ぐ」という効能を表示することが認められている成分を言います。ここでは、見かけることの多い代表的な美白有効成分を紹介しますので、ぜひ美白美容液選びの参考にしてください。

ビタミンC誘導体

通常のビタミンCよりも浸透力の高い安定性のある成分で、できてしまったシミにも、これからできるシミの予防にもおすすめです。

ローションタイプのビタミンCコスメは、皮脂を抑える作用もあります。

ハイドロキノン

メラニン色素の生成を阻害する作用と、メラニン色素を作り出すメラノサイトそのものに働きかける効果、還元作用によりメラニンの色を薄くする働きが期待されます。それにより、できてしまったシミを薄くする効果と、これからできるシミの予防効果が期待できます。

エラグ酸

メラニン色素の生成を抑制する作用があるので、シミができにくい肌を目指す方におすすめです。

トラネキサム酸

メラニン色素を作るメラノサイトへの指令を抑制する成分で、シミができにくい肌を目指す方におすすめです。

乾燥肌の男性のシミ対策には、トラネキサム酸配合のものがおすすめです。

エナジーシグナルAMP

肌のターンオーバーを促進し、メラニン色素の蓄積を防ぐので、すでにシミがある方におすすめです。

コウジ酸

酒や味噌などの醸造にたずさわる麹菌が、発酵の過程で生産するのがコウジ酸です。メラニンの生成を抑制する働きがあり、シミに対して効果があるといわれています。また、コウジ酸には肌の黄ぐすみを起こすAGEsという物質の発生を抑える効果があり、黄ぐすみの改善にも効果が期待されています。

美容液とあわせて行いたいシミ対策

美容液による肌の手入れとあわせて、シミ対策にとり入れたいことをご紹介します。

抗酸化作用のある成分を食事でとる

ストレスを感じているときや日焼けした後は、肌をサビさせる「活性酸素」という物質が発生します。活性酸素が増えすぎると細胞にダメージを与えると考えられています。メラニン色素は、酸化して黒くなることで、活性酸素によるダメージを引き受けてくれているといわれているのです。

そのため、抗酸化力のある栄養素を食事で補うことで、メラニンを還元する効果が期待できるといわれています。

抗酸化効果を期待できる成分として、ビタミンCやビタミンE、β-カロテン、リコピン、アスタキサンチンなどがあげられます。これらの栄養素を多く含む食材を積極的にとるようにすることがおすすめです。

日焼け止めによる紫外線対策

紫外線は、晴天の日に限らず曇りの日や雨の日も降り注いでいます。そのため、晴れの日に限らず日焼け止めをつけることを習慣にするとよいでしょう。

日焼け止めの効果は、2,3時間ほどとなっています。できればこまめに塗り直すのが理想ですが、難しい場合は外回りなどで外出するときに塗り直すように心がけましょう。塗る量は、少ないと効果を期待できません。取り扱い説明書に記載された規定量を塗るようにしましょう。

帽子やサングラスによる紫外線対策

つばが全体についたタイプの帽子を使用すると、顔に当たる紫外線をある程度カットできるといわれています。また、目の紫外線対策もシミなどの肌老化対策として重要といわれています。そのため、UVカット効果のあるメガネやサングラス、コンタクトを使用することもおすすめです。

シミ対策の美容液は毎日コツコツと

シミは、長年浴びてきた紫外線により生まれた、肌悩みの中でも特に根深いものです。上記のような「美白有効成分」が配合されているアイテムを選ぶことはもちろん、それに加え、毎日続けることがとても大切になってきます。また、あわせてご紹介したシミ対策の食事や紫外線対策も、毎日こまめに続けることが大事です。

少し使っただけで「効果がない!」とあきらめずに、毎日コツコツと美白ケアを続けてください。きっといつか、その持続が実を結ぶときがくるでしょう。

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