口臭の改善対策(13)コーヒーによる口臭
更新日:2016/12/09 公開日:2015/03/02
コーヒーで口臭が強くなるのはなぜ?
1日のはじまりや仕事の合間、食後などにコーヒーを飲むという人は多いのではないでしょうか。コーヒーは眠気覚ましにもなりますし、あの良い香りを嗅げばそれだけも、気持ちがリフレッシュされそうです。
ただしコーヒーを飲むと、厄介なことが1つあります。それは飲んだあとに、独特の口臭がしてしまうこと。コーヒー豆の微粒子は舌の表面に付着しやすく、それがそのまま残ることで、口臭になってしまうのだそうです。
また口の中は唾液によって、通常であれば中性にかなり近い弱酸性に保たれていますが、コーヒーの酸味が口の中を酸性にしてしまうことも、口臭につながるようです。そしてコーヒーには、渋み成分も含まれていますが、この成分が唾液の分泌を低下させて、口の中を乾燥しやすくさせることも、口臭をさらに悪化させるといわれています。
コーヒーを飲んだあとに歯磨きをするなら
コーヒーを飲んだあとの口臭を改善するには、口の中に付着しているコーヒーの成分を取り除くのが1番です。時間があるなら、歯磨きをするのも良いでしょう。ただし歯磨き粉とコーヒーの臭いが混ざると、余計に嫌な臭いになる可能性があるので、歯磨き粉はつけずに、歯ブラシで磨くだけにしておきます。
コーヒーの成分が付着しやすのは、歯よりも舌ですが、硬い歯ブラシで舌をゴシゴシこすると、舌を傷つけて、味覚障害などを招く恐れがあります。舌を掃除するなら、舌ブラシかやわらかい歯ブラシを使い、奥から前に向けてそっと動かす程度に留めましょう。
歯磨きができないときの口臭対策
歯磨きができない場合は、コーヒーを飲むときに、水も用意しておくのがオススメです。そして、コーヒーを飲んだら水を飲み、舌の表面についているコーヒーの成分を洗い流しましょう。このときに水を口に含んで、口の中の天井にあたる部分を舌でゴシゴシこすると、臭いが取れやすくなります。
水で舌をきれいにしたあとは、キシリトールガムを噛むと良いでしょう。噛むことによって唾液の分泌が促され、口の中を中性に戻すことができますし、唾液による自浄作用で、口の中を清潔に保つことができます。
ミルク成分が入っているラテ、カプチーノなどよりは、ブレンドがおススメ
舌苔の表面は、口臭発生菌の集合体である事が多く、食事による栄養素が張ってくると、菌は喜びます。とくに、ラテなどの乳脂肪分が入ってくると、コンセントの雄と雌のように、舌苔と乳脂肪分がカップリングをしてしまい、長い間、口腔内に違和感を残します。なるべく、プレーンなコーヒーの方が臭いにつながりにくい背景が有ります。
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