内容が最新ではない可能性がございますので予めご了承ください。
AGA(男性型脱毛症)治療の病院の選び方

AGAの症状はさまざまで、治療法にも種類があります。どのような治療方法を選択すればいいのでしょうか。さらにどのような医療機関を選べばいいのか、悩みは尽きません。ドクター監修の記事で解説します。
AGAとは
簡単にAGAとは何か、おさらいしておきましょう。 AGAとは男性型脱毛症のこと。男性ホルモンの一種、DHTが原因とされています。DHTの産生には遺伝が関与しており、思春期以降に発症することが多く、早ければ10-20代から、多くは30代以降の男性がAGAに悩んでいます。
進行度によって最適な治療法も変わる
GAの進行度は7段階に分類されています。一般的には頭頂部が薄いO型、剃り込みが上がっていくM型、その両方のMO型などと呼ばれます。
初期段階であれば内服薬や外用薬だけで、進行を遅らせたり止めたりすることが可能です。中程度になれば内服薬や外用薬の他に注入療法も検討した方がよいでしょう。重度のAGAであれば植毛など手術も必要になるかもしれません。 つまり、進行度が軽い方が治療法も手軽になるということです。
医療機関選び
前述の通り、症状によって治療法が異なるため医療機関選びも重要になります。フィナステリドやミノキシジルといった治療薬は非常に一般的で、多くの病院が取り扱っています。しかし、保険適応外なため一般病院では入手できないことも。自由診療を行っている美容外科や美容皮膚科で相談するのがよいでしょう。AGA専門のクリニックであれば確実です。
注入療法を行っている病院も増えてきていますが、一般病院で行っている医院は限られています。美容外科や美容皮膚科であればさまざまな注入療法を行っているでしょう。しかし、種類がありすぎて迷ってしまう場合は担当医と相談のうえ、治療を受ける病院を決めるのが大事です。
植毛は専門的な知識や技術が求められるため、受けられる病院は限定されます。傷が残る、ダウンタイムがある、費用も高額などのデメリットもあるのでよく相談することをおすすめします。
AGAの治療法とは
AGAの治療について、もう少し掘り下げてみましょう。
治療薬(内服、外用)
もっとも有名なのがプロペシア(フィナステリド)とロゲイン(ミノキシジル)の2つです。この2つはAGA治療ガイドラインにおいて最高ランクAの推奨度を得ています。フィナステリドは5α還元酵素を阻害しDHTの産生を抑え、これによりヘアサイクルを正常化させます。ミノキシジルは毛乳頭細胞や毛母細胞を活性化させるといわれています。進行度に問わず使用できますが、VI度やVII度のAGAには効果も限定的のようです。近年、フィナステリドより強力なデュタステリドも登場し、内服治療は一層効果的になりました。
通常、ミノキシジルは外用薬として用いられますがクリニックによっては内服薬として処方することもあるようです。内服タイプのミノキシジルについては賛否両論があるようですが、女性でも使えること・フィナステリドで効果が乏しい人にも使えるといった長所もあります。
注入療法
ここ数年、注目されているのが注入療法です。代表的なのがHARG療法で、脂肪幹細胞を培養する際に抽出される特殊なタンパク質を頭皮に注入することで「発毛」を可能にした治療法です。他にもさまざまな製剤が登場しており、今後が期待される治療法の一つです。
植毛
前述のAGA治療ガイドラインにおいて、Bランクという高い評価を受けている方法が植毛です。後頭部の毛包はDHTの影響を受けにくいため、それを採取して気になる部位に移植すれば、生着して薄毛を根本的に解決することが可能です。フィナステリドやミノキシジルの効果が乏しい人に対して有効な手段である一方、特殊な技術を要する手術なため行っている施設が限られる、傷が残る、費用も高額になりがちという難点があります。また、ロボットを使った植毛技術も近年登場し、依然として植毛による治療法にも注目が集まっています。
まとめ
AGA治療を行っている病院は増えています。医学的根拠の少ない治療法や育毛剤に大金を払う時代は、とうに終わったと言えます。しかしながらAGA治療は発展途上で、完治させる方法はまだ登場していません。再生医療がAGA治療に応用される日も、そう遠くはないはず。これからのAGA治療に期待しましょう。
また、医療機関選びも大切です。AGA治療は「継続は力なり」で、長く続けることが重要です。値段だけにとらわれず、信頼できるクリニックや医師を見つけることがAGA治療のキーポイントでもあります。できる限り色々な病院に足を運び、ご自身の目と耳を頼りに病院選びをするのが一番です。
オススメ記事
-
AGA(男性型脱毛症)治療薬、プロペシアのメリットとデメリット
世界中でもっとも有名なAGA(男性型脱毛症)治療薬が、プロペシア(フィナステリド)です。ドクターの監修のもと、プロペシアの特徴とAGAに対する効果、服用する際のメリット・デメリットについて説明します。
-
AGA(男性型脱毛症)の病院での治療方法とは
AGA(男性型脱毛症)の病院での治療方法で最も一般的なのは薬の処方です。AGA以外に頭皮トラブルなども起こっている場合、そちらも同時に治していく必要があります。ここでは、医師の監修のもとAGAを専門に扱う病院での治療の流れをご説明します。
-
プロペシアの成分「フィナステリド」の発毛効果とAGA(男性型脱毛症)のメカニズム
AGA(男性型脱毛症)治療薬として病院でも処方されている「プロペシア」には、一体どんな効果があるのでしょうか。 AGAのメカニズムや、プロペシアに含まれる「フィナステリド」がもたらす効果について、ドクター監修のもと紹介していきます。
-
副作用のないAGA治療は?
AGA(男性型脱毛症)の治療で気になるもののひとつに副作用の有無があります。できるだけ副作用を避けて治療を継続したいときはどのようにしたらよいのでしょうか。ここではドクター監修のもとで、AGA治療における副作用について解説します。
-
AGA(男性型脱毛症)に効果的なミノキシジルの入手方法
AGA(男性型脱毛症)の治療に効果的な発毛・育毛効果をうたう有効成分の中でも、特に高い効果が認められているのがミノキシジルです。ドクター監修のもと、ミノキシジルの効果や入手方法、効果的な使い方などをご紹介していきます。
-
AGA治療の推奨度をランキングするとどうなる?
AGA(男性型脱毛症)の治療法には沢山の種類があり、どの治療法の信頼性が高いのかを患者の立場から判断することは容易ではありません。ここでは、日本皮膚科学会がまとめた「男性型脱毛症診療ガイドライン(2010年版)」を参考に、ドクター監修のもとでAGA治療の中で特に信頼性が高いと考えられる治療法を確認しておきましょう。
-
AGAの薬をやめるとどうなる?
AGA(男性型脱毛症)には薬を使って薄毛の進行を抑え、発毛をうながす治療があります。薬によってある程度効果が出た場合、その後に薬をやめるとどうなるのでしょうか。ここではドクター監修のもとで、AGA治療で薬の使用をやめた場合について解説します。
-
AGA(男性型脱毛症)治療に革命をもたらした発毛剤「プロペシア」とは?
厚生労働省からの承認を受けた「飲む発毛剤」が登場したことで、薄毛は病院で治療できるようになりました。そこで今回は、発毛効果が正式に認められている医薬品とはどんなものなのかを、医師の監修のもと詳しくご紹介していきます。
スキンケア基礎講座
- ED
- ED
- うつ・ストレス・不眠
- ダイエット
- ニュース
- インタビュー
- トピックス
- メンズライフコンテンツ
- ヒゲ
- ヒゲ剃り
- ヒゲ剃りアイテム
- メンズライフ
- タイアップ一覧
- タイアップ一覧
- ワキガ・体臭・ニオイ
- 包茎
- 審美歯科
- 早漏
- 汗の悩み
- 多汗症
- 男のスキンケア講座
- シャンプー
- メンズコスメの基本
- 保湿
- 洗顔
- 紫外線対策(UV対策)
- 男の美容悩み
- 男の肌トラブル
- 美容整形
- 肌タイプ
- 脱毛
- 頭皮ケア
- 髪の悩み
- 髪をつくる
- 髪を生やす