内容が最新ではない可能性がございますので予めご了承ください。
ニキビ跡(クレーター・色素沈着)を残さない対策とケア
ぽつんとできたニキビは、気になって、つい触ってしまいがちです。ここでは、ニキビ跡が残らないようにするために気をつけたい事や、ニキビ跡を防ぐために大切なスキンケアなどについて、ドクター監修の記事で解説します。
ぽつんとできてしまったニキビは、ようやく治ったと思っても、ニキビ跡がいつまで経っても残っているということがあります。ここでは、ニキビ跡を残さないための必要な対処法を見てみましょう。
ニキビ跡の悩み!炎症・クレーター・色素沈着
ニキビと一口にいっても、跡になってしまうニキビとそうでないニキビがあります。跡にならないニキビは、炎症を起こしていないニキビです。白ニキビや黒ニキビは、炎症を起こしていないので、ニキビが治れば跡が残ることも少ないようです。もっとも、白ニキビや黒ニキビでも、気にしすぎて無理に潰したりすると、皮膚に過剰なダメージを与えてしまい、跡が残ってしまうことがあります。
一方で、すでに炎症を起こしてしまっているニキビは、ニキビ跡が残ってしまう確率が高くなってしまいます。ニキビの炎症は、毛包周囲に広く生じます。ですから、表皮から真皮深層まで炎症の影響を与えてしまいます。炎症を起こして赤くなってしまったニキビや、アクネ菌を殺菌するため集まってきた白血球の死骸が溜まって膿となった膿疱性ざ瘡(のうほうせいざそう)、膿疱性ざ瘡が寄り集まって袋状に膿が溜まった集簇性ざ瘡(しゅうぞくせいざそう)は、ニキビ跡が残りやすいニキビです。
ニキビ跡は、クレーター状やアイスピック状の凹みだけでなく、炎症後の紅斑(赤み)やメラニンが過剰に残ってしまうことでできる茶色いシミのような色素沈着もあります。赤みは3か月ほどで自然に消えますが、色素沈着は半年近く残ることもあります。凹みは一生涯残ってしまうため、予防と適切な治療が何よりも大切です。
ニキビ跡を予防するための対策やケア方法
ニキビは、毛穴の出口にある角質が分厚くなってしまい、結果、毛穴自体が塞がることから始まります。毛穴が塞がった事で皮脂を上手に排出できなくなると、そこに面皰(コメド)ができます。その後、塞がった毛穴の中で排出できずに溜まった皮脂を餌にアクネ菌が増殖し始め、アクネ菌が皮脂を刺激物質に変えることで炎症が生じると赤ニキビになります。赤ニキビの炎症は毛穴の入り口周辺だけではありません。肌の深い部分にある真皮や皮下組織にまで影響を与え、コラーゲン線維や脂肪組織の萎縮により、難治性の凹んだニキビ跡になってしまいます。
肌のターンオーバーのサイクルは、年々長くなります。ターンオーバーは古くなった皮膚の細胞を新しい細胞に入れ替えるための重要なサイクルです。ニキビを予防するためにもニキビ跡を軽くするためにも、ターンオーバーが正常に行われるように心がけましょう。ニキビの炎症をきっかけに増えてしまったメラニンも、新しく作られた細胞と一緒に、少しずつ肌に表面に押し出され、やがて、古い角質とともに排出されていきます。そのためにも、肌を清潔に保ち、適度な保湿が必要です。また、良質な睡眠時間をとり、バランスのよい食事をとることにも気を配りましょう。
ニキビ跡を防ぐためのスキンケア
ニキビ跡を防ぐためには、ニキビができにくくなるようにスキンケアすることも大切です。ピーリングは、ニキビ治療にも効果があると期待されています。ピーリングは、肌のターンオーバーを促進し、ニキビの原因となる古い角質、毛穴を塞ぐ過剰な皮脂などの解消に効果的です。
皮膚科で行なう効果的なピーリング治療
ピーリングは、皮膚科で行うケミカルピーリングと、自宅でできるピーリングと2種類あります。皮膚科で行うケミカルピーリングは、肌表面に酸性の薬剤を塗布することで、古い角質や毛穴に詰まってしまった皮脂などの老廃物を溶かす方法です。ニキビ跡だけでなく、色素沈着にも効果が高い方法ですが、強制的に肌の再生を促す方法のため、医療機関でしか行われません。また、ケミカルピーリング後は、一時的に通常より肌の保湿力が低下しているため、念入りなスキンケアや紫外線対策が必要になります。
自宅でもできるピーリングはニキビ跡改善効果も
自宅でできるピーリングは、医療機関でのケミカルピーリングに比べると効果は弱くなりますが、肌のターンオーバーを促したり、古い角質や皮脂を取り除いたりすることができます。ピーリング剤は、ドラッグストアなどで簡単に購入できるため、こまめに試したくなりますが、やりすぎは肌バリアを壊してしまうおそれもあるため、2週間に1回程度にしましょう。また、ターンオーバーを整えるためのピーリングとあわせて、自宅でできるスキンケアのひとつに美白ケアがあります。毎日の肌のお手入れで使う化粧水や乳液を、美白成分が含まれたタイプにすることで、色素沈着の軽減が期待できます。
オススメ記事
-
男の脂性肌にオススメの化粧水とは?
脂性肌の男性は、ベタつくのを嫌って洗顔後の肌に何もつけない人も多いかもしれません。しかし保湿ケアを怠ると、皮脂の分泌はさらに過剰になってしまいます。そこで今回は、脂性肌にオススメの化粧水や正しい化粧水のつけ方などをご紹介します。
-
育毛専門の病院「育毛専門クリニック」での治療法
薄毛や毛髪トラブルを専門的に治療する病院、「育毛専門クリニック」とはどのようなところなのでしょうか?ドクター監修のもと、育毛専門クリニックは何をするところなのかや主な治療方法、行くべき理由などについてご紹介します。
-
AGA治療は生え際にも行える?
AGA(男性型脱毛症)の中でも額の生え際の脱毛を気にしている方は多いことでしょう。額の生え際の脱毛にはその他の脱毛とは異なる特徴があるのでしょうか。ここではドクター監修のもとで生え際の脱毛について解説します。
-
ヤニ汚れは女性に嫌われる!?歯のヤニ取り方法
喫煙習慣のある人にとって、ヤニによる歯の汚れは悩みの一つです。普通に歯磨きするだけではなかなか取れない歯のヤニについて、自宅やクリニックでできる対策を中心にドクター監修の記事でご紹介します。
-
男性の性にまつわる俗説のウソ・ホント
「鼻が大きい男性はアソコも大きい」、「エロい男性は髪の毛が伸びやすい」など、カラダの見た目などでその人の性的嗜好などを判断する俗説は様々あります。これらの俗説は、根拠のあるものなのでしょうか?
-
いんきんたむしと似た病気、カンジタ
「いんきんたむし(股部白癬)」だと思っていたら、病院で「カンジタ」だと告げらることもあります。痒みや炎症が生じることは同じですが、病原菌、発症する部位、診療にかかる科が違います。
-
オイルを使った頭皮ケアで頭皮トラブルを防ぐ!
オイルを使った頭皮ケアは、毛穴につまった皮脂や老廃物、汚れなどをきれいに取り除き、頭皮にうるおいを与えてくれます。頭皮ケアにおすすめのオイルの種類と、マッサージの仕方について、ドクター監修のもとご紹介します。
-
スクラブ洗顔のメリットとデメリット
スクラブ洗顔を行うと、通常の洗顔よりも汚れや皮脂がしっかり落とせるので、肌が柔らかくなり、もちもちの手触りに。不要な角質もなくなるので、肌が明るくなったという人もいるようです。
スキンケア基礎講座
- ED
- ED
- うつ・ストレス・不眠
- ダイエット
- ニュース
- インタビュー
- トピックス
- メンズライフコンテンツ
- ヒゲ
- ヒゲ剃り
- ヒゲ剃りアイテム
- メンズライフ
- タイアップ一覧
- タイアップ一覧
- ワキガ・体臭・ニオイ
- 包茎
- 審美歯科
- 早漏
- 汗の悩み
- 多汗症
- 男のスキンケア講座
- シャンプー
- メンズコスメの基本
- 保湿
- 洗顔
- 紫外線対策(UV対策)
- 男の美容悩み
- 男の肌トラブル
- 美容整形
- 肌タイプ
- 脱毛
- 頭皮ケア
- 髪の悩み
- 髪をつくる
- 髪を生やす