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足の臭いが洗っても落ちないのにはワケがあった

更新日:2016.12.09
公開日:2014.07.24
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この記事の監修者
東京警察病院 医師 澤田彰史

足の臭いは洗っても落ちないのは、足の臭いの原因である皮膚常在菌が放つ「イソ吉草酸」が非常に落ちにくい物質であること、また、靴や靴下を履いた足は雑菌が非常に好む高温・多湿の状態になり、繁殖しやすいことが理由です。

洗っても落ちない足の臭いは、病気が原因!?

毎日きちんとお風呂に入り、念入りに足を洗っているのに、足の臭いが全然落ちない…。こういう場合は、どうしても他の病気が原因なのではないか、と考えてしまいます。もちろん、実際に病気が原因で臭う場合もありますが、全体で見るとレアケースです。

では、なぜ足の臭いは洗っても落ちないのでしょうか。それは、足の臭いの原因である皮膚常在菌が放つ「イソ吉草酸」が非常に落ちにくい物質であることがまず挙げられます。

また、靴や靴下を履いた足は雑菌が非常に好む高温・多湿の状態になります。日中に靴や靴下を履いて生活をしていると、お風呂で洗い落とした足の雑菌が再び繁殖し、新たなイソ吉草酸をつくりだします。これも毎日洗っているのにもかかわらず足が臭い続ける原因なのです。

日中の足の環境を改善しよう

イソ吉草酸は特定悪臭物質に指定されており、念入りに洗っても全て落とすことはなかなか難しい物質です。ですから、雑菌がイソ吉草酸をつくりだせないようにすることが一番の対策になります。

そのためには、日中の足の環境を改善することも対策として行いましょう。本当は素足で生活するのが一番よいのですが、仕事をしていれば靴や靴下は必ず履かなければなりませんのでそういうわけにもいきません。もし可能であれば、2〜3時間おきに靴を脱いでムレた足を乾燥させるのが非常に効果的です。

出かける前に足の臭い対策用のスプレーやクリームを靴や足に塗っておくのも効果的です。抗菌・消臭効果のある靴下や中敷きを使うのもよいでしょう。これらの対策について、詳しくは足の臭いを消す方法とはで紹介しているのでぜひ合わせて読んでみてください。

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