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脂性肌にいい食事

更新日:2016.12.09
公開日:2014.07.01
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この記事の監修者
大井町皮フ科形成外科 院長 千代倉友博

肌のコンディションは食べ物とも深く関係しているため、脂性肌の改善には、食生活に気をつけて身体の内側からケアしていくことも大切です。そこで今回は、脂性肌の人に積極的に摂っていただきたいビタミンをご紹介していきます。

食事

食べ物で身体の内側からのケアを

どんなに高価な化粧品を使ってスキンケアをしても、不健康な食生活を送っていては脂性肌を改善するのが難しいものです。なぜなら肌のコンディションは、食べ物とも深く関係しているからです。

そこで今回は身体の内側から脂性肌にアプローチしていくために、積極的に摂取したい栄養素についてご紹介していきます。

脂性肌にオススメの栄養素

ビタミンB2

脂質や糖質などの代謝を促進する働きがあり、皮脂の分泌量を調整してくれます。また「美容のビタミン」とも呼ばれ、肌や髪などの健康を維持したり、粘膜を保護したりするのに欠かせない存在です。

動物性食品に多く含まれており、なかでもレバーやうなぎ、魚卵、サバ、イワシ、乳製品などに豊富です。植物性食品なら納豆に多く含まれています。

水溶性ビタミンで水に溶けやすい性質があるため、煮物料理などにする時は煮汁も一緒に摂るようにしましょう。また体内に長く蓄えておくことができないので、毎日摂ることが大切です。理想は、1日に何回かに分けて摂ることです。

ビタミンB6

タンパク質の代謝に係わっており、肌の新陳代謝を促しハリやツヤのあるみずみずしい肌を作るのに欠かせないビタミンです。ビタミンB2と協力して皮脂の分泌を抑制する働きもあります。

レバーや魚の赤身、ひまわりの種やピーナッツなどの種実類、バナナなどに多く含まれます。ビタミンB6もビタミンB2と同様、水溶性ビタミンです。

ビタミンC

コラーゲンを生成し、肌のハリを保ちます。また強い抗酸化力を持つので、皮脂の酸化や肌の老化予防にも役立ちます。

ブロッコリーやパセリ、ピーマンなどの緑黄色野菜、柑橘類、キウイ、いちご、アセロラなどの果物に多く含まれています。

ビタミンCは熱に弱い性質があるので、生のままで食べるのがオススメです。また一度にたくさん摂取しても、摂り過ぎた分は尿として排泄されてしまうため、摂り溜めはできません。少しずつでも毎日摂るようにしましょう。理想は、1日に何回かに分けて摂ることです。

ビタミンE

肌のキメを整え潤滑な血行を保ちます。ビタミンC同様、強い抗酸化力を持っています。ナッツ類や植物油、うなぎ、たらこ、かぼちゃ、アボカド、青じそなどに多く含まれています。

脂溶性ビタミンなので、油で調理して食べると身体への吸収率が上がります。熱や酸にも強いので、調理をしても壊れにくいのが魅力です。またビタミンCと一緒に摂ることで、抗酸化力が高まります。

「これさえ摂っておけば大丈夫」はない

栄養素は単独で作用するわけではなく、様々な栄養素が身体の中でバランス良く充足して初めてその効果が発揮されます。ですから「これさえ摂っておけば大丈夫」というようなものではありません。

上記のビタミンを積極的に摂取することを意識しつつ、それ以外のタンパク質やビタミン、ミネラルも摂取できるように、バランスの良い食生活を心掛けましょう。

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