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乾燥によるシワの改善方法
乾燥がもたらす肌トラブルのひとつに「シワ」があります。ただし、シワにもいろいろな種類があり、全てのシワが乾燥によってできるわけではありません。そこで今回は、乾燥によってできるシワの特徴や、その改善方法をご紹介していきます。
シワには、いくつか種類がありますが、乾燥が原因でできるものもあります。今回は、乾燥によるシワの改善方法をご紹介していきます。
肌の乾燥でシワが増える?
皮膚にできるシワは、「ちりめんジワ」「表情ジワ」「真皮のシワ」の3種類に分類でき、それぞれのシワでできるメカニズムが異なります。
・ちりめんジワ
「小ジワ」「乾燥ジワ」などとも呼ばれる浅く細かいシワです。肌は、外側から「表皮」「真皮」「皮下組織」という3つの層でできていますが、ちりめんジワは、肌表面にある表皮が乾燥することでできます。表皮の表面には、肌を守るバリアとして機能する「角質層」がありますが、肌が乾燥すると、危機を感じた肌が、「バリアを頑丈にしよう」と角質細胞を増殖します。すると、角質層が厚く硬くなってキメが乱れ、隙間ができてしまい、ちりめんジワになるのです。
・表情ジワ
顔の表情に合わせてつくられるシワで、皮膚の同じ部分が何度も折りたたまれることでできます。若いうちは、表情をつくったときにだけシワになりますが、年齢を重ねるに従って、折り目が定着し、元に戻らなくなります。
・真皮のシワ
表皮の下にある真皮には、「コラーゲン繊維」が網目状にはりめぐらされ、それを「エラスチン線維」がしっかりとつなぎ合わせることで、肌の弾力やハリを保っています。ところが、加齢や紫外線などによって、これらの繊維が変性・減少すると、弾力を失った肌が薄く硬くなり、表情ジワが深く刻み込まれて、真皮のシワになります。一般的にシワとして認識されるのは、この真皮のシワです。
このように、シワには種類がありますが、乾燥が原因でできるのは、ちりめんジワだけです。でも、真皮の変性が影響している表情ジワや真皮のシワと違って、乾燥が原因のちりめんジワは、しっかりとお手入れをすることで、比較的簡単に改善することができます。
ちりめんジワの特徴は、指で広げると見えなくなるほど細かいことです。また、皮膚が薄くて乾燥しやすい目や口の周り、額などにできやすい傾向があります。
乾燥からくるシワはうるおいで改善
乾燥からくるちりめんジワの予防・改善には、保湿ケアが有効です。保湿効果が高い「セラミド」や「ヒアルロン酸入り」の化粧水や美容液、クリームなどを使って、しっかりと肌をうるおしましょう。
また、ちりめんジワは、乾燥によって、角質層が分厚くなることでできますが、これは、肌の新陳代謝である「ターンオーバー」のサイクルが異常に早くなっているということを意味します。ターンオーバーのサイクルは、外的刺激によっても乱されるので、保湿ケアとともに、紫外線対策もしっかり行い、正常なサイクルに戻すようにしましょう。
さらに、洗顔の際に肌を手やタオルでこすらない、うつぶせ寝はしない、目をこすらないといったことも大切です。
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