脂性肌はニキビができやすい

「ニキビ」とは、毛穴が古い角質や皮脂によって塞がれ、そこに「アクネ菌」という肌の常在菌が増殖してしまい、炎症を起こしている状態です。皮脂の分泌が多い「脂性肌」の人は、毛穴に皮脂が詰まりやすいので、ニキビになりやすい傾向があります。そこで今回は、脂性肌にニキビができたときの対処法をご紹介していきます。

ニキビができているときの洗顔

ニキビができているときは、肌を清潔に保つことが大切ですが、ゴシゴシ顔を洗うと、ニキビを刺激してしまう可能性があります。洗顔をするときは、手で肌をこするのではなく、しっかり泡立てた泡で、汚れをやさしく包み込むように、ていねいに洗いましょう。

また、洗顔料が肌に残ったままになっていると、ニキビを長引かせる原因に繋がるので、生え際やフェイスラインなども、すすぎ残しがないように、しっかりすすぎましょう。

保湿ケアを欠かさない

ニキビができていると、化粧水や乳液などを、何もつけないほうがいいと思う人もいるかもしれません。確かにアクネ菌は、油分をエサにして増殖するので、油分が多い化粧品をつけると、ニキビを悪化させてしまうことがあります。

ただし、まったく保湿ケアをしないというのも、ニキビを悪化させる原因になります。なぜなら、肌が乾燥すると、角質が厚くなるので、毛穴を余計に塞ぎやすくなってしまうからです。また乾燥すると、それを補うために、かえって皮脂の分泌が過剰になる可能性もあります。

ですから、ニキビができているときでも、洗顔をしたあとは、必ず保湿ケアを行いましょう。油分を使っていない「オイルフリー」の化粧品や、毛穴詰まりが起こりにくい成分でつくられた「ノンコメドジェニック」の化粧品を使うと良いでしょう。

十分な睡眠をとることも大切

不規則な生活習慣やストレスなどによって、肌の新陳代謝（ターンオーバー）や、ホルモンバランスが乱れていると、ニキビを悪化させてしまいます。肌の免疫力を上げて、ニキビを早く治すために、十分な睡眠をとるようにしましょう。睡眠時間は、最低でも1日6時間は確保することが大切です。