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脂性肌の男性にいい美容液とは?

更新日:2017.02.11
公開日:2014.07.01
ドクター画像
この記事の監修者
メディカルプラスクリニック新宿 副院長 石曽根亜希

男性にとって美容液はあまりなじみのない存在かもしれませんが、集中的なケアができるので、ぜひ使っていただきたいアイテムです。ここではドクター監修のもと、脂性肌の男性におすすめの美容液や美容液の正しい使い方をご紹介します。

美容液って必要なの?

化粧水や乳液を使う目的は何となく知っていても、「美容液のことはよく知らない」「それって必要なの?」と思っている男性が多いのではないでしょうか?

美容液とは、肌に有効な成分がギュッと濃縮して閉じ込められている「肌のサプリメント」のようなもの。保湿や美白、エイジングケアなど、目的に沿った集中的なケアができ、スキンケアの要となる化粧品と言っても過言ではありません。

男性の皆さんも、積極的に美容液をスキンケアに取り入れていきましょう。

脂性肌こそ保湿を

美容液にはさまざまな種類のものがありますが、脂性肌の人は「保湿」を目的としたものを使うとよいでしょう。なぜなら脂性肌になるのは、角質層の水分量が低下して肌のバリア機能が弱くなっているので、それを補おうとして皮脂の分泌量が増えている場合が多いからです。

また、脂性肌の人の肌はザラついてゴワゴワしがちですが、これは角質層が乾燥して角質層内の細胞がはがれやすくなっていることが原因だと考えられます。

自分の肌質がわからない場合は

脂性肌は、皮脂が過剰に分泌されている肌のことで、顔全体やTゾーンがべたついたりテカりやすいという特徴があります。また、毛穴の開きやつまりが目立ちやすかったり、ニキビができやすいとも考えられています。

通常、肌は「普通肌」「乾燥肌」「脂性肌」「混合肌」の4種類のタイプに分けられます。それぞれのタイプの特徴と見分け方については『脂性肌をチェックする方法』で詳しく解説してますので、自分の肌質がわからないという人は、チェックしてみてください。

セラミドやアミノ酸配合の保湿美容液がおすすめ

脂性肌の男性におすすめしたいのは、セラミドやアミノ酸を配合した保湿美容液です。セラミドとは角質層の水分量を保持する「角質細胞間脂質」の成分の1つで、アミノ酸は「天然保湿因子」の成分の1つです。

角質層の水分を守る保湿物質はいくつかありますが、セラミドなどの角質細胞間脂質が担う役割が約80%を占めています。また、アミノ酸などの天然保湿因子は吸湿性と保湿性に優れ、角質層の水分保持に大きな役割を果たしています。

しかし、セラミドやアミノ酸は加齢や紫外線などの影響で減少してしまいます。そのため美容液などの化粧品を使って補うことが、肌の水分量を増やすためには欠かせないのです。

美容液はとろみがあるジェル状のものが一般的ですが、化粧水のようにサラっとしたものや軽い乳液状のもの、クリームに近いようなものまで、さまざまな形状のものがあります。脂性肌の人は、ベタつきにくいサラっとしたものを選ぶとよいでしょう。

美容液の正しいつけ方

  1. 美容液は使用方法に記載されている量を使用することで、効果が発揮されるように作られています。つける量が少ないと効果が期待できないので、記載されている量をきちんと守りましょう。
  2. 適量の美容液を手のひらに取り、中指か薬指で軽く混ぜるようにして温めます。
  3. 左右の頬、おでこ、鼻先、アゴの5点に同じくらいの量を置きます。
  4. それぞれの場所に置いた美容液を、内側から外側に向かって伸ばしていきましょう。指に力を入れず、やさしく丁寧に行うことがポイントです。
  5. 全体に伸ばした後、顔に残っている美容液を薬指の腹で目の周りにも伸ばします。
  6. 最後に手のひらで顔全体をやさしくハンドプレスしましょう。こうすることによって、手の圧と体温で美容液が肌によくなじみます。

正しい洗顔が改善の第一歩。美容液をつける前に洗顔方法を見なおしましょう

脂性肌を改善するには、洗顔のやり方も重要になってきます。脂性肌の人は、ゴシゴシと力を入れて洗顔しがちですが、角質層は摩擦に弱く、強い力でゴシゴシ洗いすぎると角質層がはがれて肌のバリア機能が失われてしまうと考えられているのです。

洗顔の際は、手を洗い清潔にしてから、ぬるま湯で顔全体を素洗いし、よく泡立てた泡を肌の上で転がすようにして洗顔してください。

脂性肌の男性の正しい洗顔方法については、『脂性肌の男性の正しい洗顔方法とは?』の記事を参照にしてください。

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