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体臭が原因で考えられる病気(7)胃腸の病気

更新日:2016.12.09
公開日:2014.05.28
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この記事の監修者
聖心美容クリニック 統括院長 鎌倉達郎

腐った卵のような臭いの体臭がするときは、「胃炎」や「胃潰瘍」「十二指腸潰瘍」など、胃腸の病気にかかっている可能性があります。そこで今回は、それぞれの病気の症状や原因などについてご紹介していきます。

胃腸の病気と体臭

腐った卵のような臭いの体臭がするときは、「胃炎」や「胃潰瘍」「十二指腸潰瘍」など、胃腸の病気にかかっている可能性があります。

これらの病気にかかると、消化不良を起こしやすくなるので、胃の中に食べ物が停滞してしまいす。すると、胃酸によって食べ物が発酵し、臭い物質が発生します。

この臭い物質が腸から吸収されて、血液に溶け出すと、一部が汗と共に出るため、体臭がするようになるのです。

胃炎とは

胃炎には「急性胃炎」と「慢性胃炎」があり、急性胃炎は胃の病気の中でも、もっともよくみられる病気のひとつです。胃壁の粘膜に急性の炎症が起こり、腹痛や胸焼け、むかつき、吐き気などの症状が現れます。

原因はピロリ菌の感染、暴飲暴食、刺激の強い食べ物・飲み物の摂り過ぎ、薬の影響、ストレス、感染症、アレルギーなど、さまざまなものが考えられます。

慢性胃炎は、胃における成人病のようなもので、日本人の成人の約半分以上がかかっていると言われる病気です。慢性的に胃の粘膜が炎症を起こしていることを指しますが、腹部のもたれや不快感など、軽い症状の場合が多く、中には自覚症状がない場合もあります。

ピロリ菌の感染が原因の大部分を占めますが、加齢による胃の老化や不規則な食生活、過度の喫煙や飲酒なども原因になります。

胃・十二指腸潰瘍とは

胃潰瘍と十二指腸潰瘍も、胃腸疾患の中でよくみられる病気です。胃液によって粘膜が消化されて、ただれたり、えぐれたりしてしまうので、キリキリと差しこむような痛みを感じます。

どちらも症状が似ていますが、胃潰瘍は食後に、十二指腸潰瘍は空腹時や夜間に痛みを感じることが多いという違いがあります。

また胸焼け、ゲップ、吐き気などが起こりることもあります。ストレスが原因だと考えられていましたが、最近ではピロリ菌の感染が直接の原因であるという考えが主流です。

 

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