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熱中症の正しい処置の仕方

熱中症は、命にかかわる病気です。正しい処置の方法をしっかりと身につけておき、いざという時に備えておきたいものです。今回は、間違えやすい熱中症の応急処置の方法を解説していきます。
熱中症の正しい処置を覚えよう!
運動中などに、一緒に運動していた人が熱中症で倒れてしまったら、まずは応急処置を行おうとするのが正しい判断です。しかし、間違った方法を取ってしまっては、逆に熱中症を悪化させてしまう可能性があります。
熱中症は、命にかかわる病気です。正しい処置の方法をしっかりと身につけておき、いざという時に備えておきたいものです。今回は、間違えやすい熱中症の応急処置の方法を解説していきます。
とにかく涼しいところに移動させ、様子を見る?
熱中症の人は、とにかく体を冷やすことが大切です。倒れたら、まず涼しいところに移動させ、水分を補給させるべきでしょうか。
その前にやることがあります。それは、意識の確認です。意識がはっきりとしていれば軽症なので、現場での応急処置で回復しますが、呼びかけてみて、反応がおかしい、意識がないなどの症状があれば、重症の状態になってしまっている危険性が高いです。
こういった場合は、一刻も早い医療機関での治療が必要になります。意識障害が認められれば、まずは救急車を呼びましょう。周りの人と協力して、応急処置も同時に行うようにすれば完璧です。
とにかく水やお茶をたくさん飲ませる?
意識障害がなければ、現場での応急処置で様子を見るわけですが、熱中症で失われた水分を補給させる必要があります。一刻を争いますから、その場にある水やお茶をとにかくどんどん飲ませるべきでしょうか?
これは、いけません。熱中症は、汗により体の水分と塩分・ミネラルが体外へ排出され、不足している状態です。この状態で水分のみ大量に摂取すると、体内の塩分・ミネラルの濃度がさらに低くなり、体は水分を外へ出そうとしてしまいます。これにより、せっかく水分を取らせたのに、さらなる脱水症状を起こしてしまうことになるのです。
熱中症を起こした時は、スポーツドリンクが一番手軽に用意でき、水分とミネラルを効率よく補給できます。ただし、スポーツドリンクでも一度に大量に飲ませると、脱水症状や、スポーツドリンクに含まれる糖分による急性糖尿病を起こす可能性がありますので、少しずつ何回にもわけて飲ませるようにしましょう。
もしどうしてもスポーツドリンクが用意できなければ、水1リットルに食塩5グラム程度を溶かした薄い食塩水を作って飲ませましょう。熱中症の水分補給には、水分なら何でもいいというわけではない、ということを心に留めておいてください。
汗をたくさんかいている場合、乾いた布で拭いてあげる?
熱中症の人は、異常なほどの汗をかいていることがよくあります。とても苦しそうなので、拭いてあげたくなりますが、乾いた布で拭き取ってしまってもいいのでしょうか?
これも、ダメです。汗は、体の体温を下げるためのものです。体を拭く時は、濡れタオルで拭いてあげるようにしてください。タオルがなければ、衣服などを使用してもよいですし、体に直接水をかけてあげるのも効果的です。
同時に、うちわや扇風機を使って風を送り、体温を下げてあげるようにしましょう。氷や保冷剤があれば、タオルに巻いて使用するとより効果的です。
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