美容・健康の悩みを少しでも解消し、前向きな毎日を提供する

更新日以降、情報の更新が停止しております。
内容が最新ではない可能性がございますので予めご了承ください。

注意!日焼けによるシミ

更新日:2016.12.09
公開日:2016.08.16
ドクター画像
この記事の監修者
赤坂ビューティークリニック 院長 青山秀和

日焼けによってできたシミは、放置すると皮膚病に発展することがあります。ここでは、ドクター監修の記事で、日焼けのシミからも発症する脂漏性角化症(老人性イボ)と肝斑の特徴、日焼け予防策について解説します。

シミができる原因はさまざまですが、もっとも身近な原因は「日焼け」といえるでしょう。UV対策が重要視される理由を知り、肌の健康を保ちましょう。

日焼けによるシミは、放っておくと皮膚の病気になることも

日焼けによってできたシミは、治療せず放置しておくと「脂漏性角化症」や「肝斑」といった皮膚の病気になることがあります。

脂漏性角化症(老人性イボ)

脂漏性角化症は、頭や顔など全身にできる腫瘍です。「老人性イボ」ともいわれ、日焼けや加齢でできたシミよりも黒く、ザラザラとした感触が特徴です。そのままにしておくと、だんだん大きくなり盛り上がってくることもあります。

肝斑 (かんぱん)

肝斑は、30~40代の女性に多い皮膚の病気です。鼻を中心とした目の下や頬骨に沿って、茶褐色のシミが左右対称に現れます。地図のように広がり、健康で正常な肌との境目がはっきりしないのも肝斑の特徴。原因には、ホルモンバランスやストレス、生活習慣が関係していると考えられます。

日焼けによるシミは早期治療が大事

日焼けによってできたシミは、早期に治療すればほとんど問題ありません。しかし、そのまま放置しておくと頑固なシミとなり、除去は困難になりますので注意しましょう。シミの除去には、クリニックでのレーザーや光を使った治療のほか、外用薬と内服薬の処方などがあります。

日焼けの予防法

日焼けによるシミを作らないためには、次のような紫外線対策を行って、皮膚の健康を維持することが第一です。

日焼け止め

日焼け止めを塗るときは、薄く伸ばすのではなく、押し込むように塗って肌に密着させることがポイントです。曇りの日も、日差しのそれほど強くない冬も、紫外線は肌に届いているため、1年を通して紫外線対策を行いましょう。また、室内にいても油断は大敵。紫外線は窓ガラスを透過します。窓の近くに長時間いる場合は、日焼け止めを塗っておきましょう。

サングラス

目の角膜が紫外線を浴びると、脳はメラノサイトへ指令を出し、シミの元となるメラニン色素を作ります。目からの日焼けを防ぐには、サングラスが効果的です。ただし、濃い色のサングラスをかけると、瞳孔が開いてしまい逆効果になります。薄めの色を選ぶとよいでしょう。また、UVカット加工されたサングラスがおすすめですが、表面にコーティングされているタイプは、コーティングが経年劣化する恐れもあります。買い替えのタイミングを、メーカーに確認しておくことをおすすめします。

柑橘系ジュースなどはNG

レモンやグレープフルーツなどの柑橘類には「ソラレン」という成分が含まれており、紫外線の感受性を高めます。柑橘系の飲み物は、日中は控え、夕方から夜にとるとよいでしょう。

シミが皮膚の病気へと悪化しないように、日焼け予防を入念に行うことが大切です。

オススメ記事

スキンケア基礎講座